分解してみると

 

昨夜は綺麗な月でしたね。

12月の満月は、”コールドムーン”と言うらしいです…。

冬の満月は、妖しい感じがして、とても魅力的です。>^_^<

寒さに負けず、楽しい日々をおくりましょう!

 

さて、タイトルの「分解してみると」・・・ですが、

自転車の修理には、簡単な事も、複雑な事も、あります。

時には、簡単な修理だと思って受けたものの、

「あちゃ~(>_<)」という事もあります・・・。(^_^;)

やはり、分解をしてみなければ、判らない事もあるものです。

回転部分のトラブルの話。(これは正常な状態)

構造を説明するならば、このカップ状になっている場所には、

回転の命である、数個のボールベアリングが置かれる所である。

 

逆側を見ると、中が空洞になっていて、本来あるべき物=カップが無い。

カップは破損し、内部へ入り込んでしまったと言う訳だ。

つまりは、ベアリング(球)が無くなっちゃうから、

軸はガタガタ、車輪は回らないという、重症なトラブルである。

 

最初は、単なるシャフトの破損(軸棒の折れ)だと思っていたが、

結果としては、

ハブ全部を交換するほどの、大きな修理内容となってしまった。

「こんな事って、あるの??」と思える内容だったが、

現実に目の前にあるのだから、これは珍事として受け入れるだけです。

 

昨今、安物…というか、粗悪品が、多過ぎる。

今回の件も、通常(私の常識)では考えられないことだ・・・。

自転車には、安全、丈夫、快適」という三大要素がある。

この追求と実現こそ、乗り物として大切なのだが、

最近は、その逆のものばかりが、目につく。

上記の※三つを落として行けば、簡単に安く作れるのは誰もが承知。

※要素を逆に表現するならば、

「危険で、すぐ壊れ、不快」という、何とも嫌な表現になる。

こんなもの、絶対に買いたくないのです。

しかし、売れている物こそが、高い評価をされ、

そしてヒット商品と言われるのが、世の中である・・・。

どんなに吠えても、噛みついても、何も変えられないのです。

実に悔しいが、そういう流れは、続いて行くでしょうね。

皆様の自転車が、良いものでありますように・・・。