春に向かって・2

長野県は、まだ春遠いと感じる毎日ですが、確実に”その時”はやって来ます。

 

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雪や曇りの朝は、空を見上げても、気が滅入る事が多いですが

晴れた朝の空を見ると、春の気配を垣間見る事が出来ます。一緒に”元気”も出てきます。

暖かい春・・・待ち遠しいですね。

そろそろ準備を始めて参りましょう~!

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春に向かっての準備、それは、”マシンの整備”から!

オーバーホールをして、リフレッシュ!

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節部の蓋を外すと・・・「あちゃちゃ~」 粉が噴いてますよ・・・(何だろう。これ?)

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反対側の蓋を外すと、シールも一緒に落ちました・・。(普通は、取れません)

あれれ??? ベアリング(球)が1個少ない(無い)ですよお。どーしたんだ?

「いいんです!だから、メンテナンスをするんです!」

”不具合発見” ~ ”修復完了” ~ ”完璧になったバイク” ~ 野山へGOー!

ライダーは走る事を全力で楽しめば良いのだ。

 

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「うおりゃあ~~~!、次、行ってみよう~!」 (ただ叫ぶ店長でした)

 

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ヘッド部分(ハンドルの下)は、本当に錆びている人が多い・・・。

MTBの場合、土も同時に侵入している事もある。

やはり、定期的なメンテナンスは必要ですなあ~。

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BBは、「♪ゴリ・ゴリ・・・」 ベアリングは錆びて、回りません・・・要交換だ。

 

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またまた、自転車が変わって~~~ロードバイクのオーバーホールです。

BB部品を外した時に感じた違和感・・・。(隙間がハッキリ見える現象だ)

いつものように、”フェイシング作”業で平行(精度)を出す。

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ビュンビュン削って~~確認して~~それを繰り返す事数回。

写真(作業途中です。) 解りますか?良く見て下さい。左部には塗装が残っていますよ。

実はこれ、2mm以上削ったところです。それでもまだ塗装が残るって・・・。

そこで、またまた作業を繰り返すのであった・・・。(地味な作業でモンモンモン)

まあ、良い!ここで完璧になった訳だから、・・・それでいい。

さて、

今回の作業で、左右で合計3mmほど削りました。

その結果、シェル幅は短くなってしまったのだ。(あ~あ、どーするの?)

この作業は、”何でも削れば良い”という訳ではありません。

当然、削り過ぎれば、問題も発生します・・・。

その為、メカニックは慎重に削る訳です。

この自転車、カタログ上は”68シェル幅”のでしたが、

実車(実寸)では70mm以上在りました。だからこそガンガン削れた訳ですね。

その辺りの細かいところは、メカニック(作業者)により判断が異なるし、

平行出しは大切だが、削る事を良し(善し)としない場合もある。

私も判断に悩む事も多々あります・・・。

その時は、その時に行う必殺技もあるので、ご安心ください。

この辺りの事、不安をお持ちの皆様は、購入店にて相談してみてはいかがだろうか?

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サスペンションの点検も、やっぱり大事。

旧型になると、やはり、修理不可能という事もある・・・。

使い続けたいお気持ちは、良~く解るが、ユーザー様にその旨をお伝えする事も、

販売店の仕事です・・・。

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毎度毎度、同じ事を言っておりますが、

私は”メカニック”。ユーザー様は”ライダー”。

不具合を発見し、修復する。

自転車(機械)の持つ能力を、最大に引き出す。それが私(メカニック)。

そして、

”安全で快適な自転車”で、純粋に走る事だけを楽しむ。それが皆さん。

お困りの事がございましたら、ご相談下さいませ。

 

春に向かって、準備をして参りましょう。

タカヤマサイクルの、情熱のオーバーホール。

随時、受け付け中です。ぜひ、ご利用下さいませ。