KOGA

KOGA(オランダ)のアルミフレームです。

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カーボン全盛の中、”アルミフレーム”を、きちんと作っている事が凄いのだ。

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絞り込んだシートステーが、性能を語る・・・。

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直線を基調とした、シャープなデザインが、男心をそそるのだ・・・。

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ヘッドチューブ部分に取り付けられた、アウターストッパー。

設計者は、自転車の事を良く知っている…。きっと大好きなんだろうなあ~。

うん。実にナイスな位置です。

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BBは、プレスフィットを採用。

Fディレーラーは、Φ34.9のバンド式で、大口径=大面積にて固定される。

頑丈なため、無理なアクションにも、「ゴイッ!」と正確に対応。

 

先にも言ったが、「今はカーボンフレームこそ時代!」なのだ。

”KOGA”もフラッグシップモデルは、”カーボン・キメラ”である。

カーボンフレームは繊維と樹脂により、形成されるため、自由度があり、

各社のアイデアを、素晴らしい高次元で調和し、レースの世界では、

その性能が存分に発揮されている。

強度や、軽さや、たわみや、振動吸収性能や、デザインなど、

全てにおいて、数字上の性能では、カーボンを越えるマテリアルは無い。

 

しかし、

高次元も、行き過ぎれば、訳が解らなくなるのも、ホンネだ…。

「しなやかさ? 軽さ? 1K? 3K?・・・なんじゃそれ?

          もっと、判り易い、シンプルなもの無いの?」

などと、お嘆きの方も多いかと思われます。

あるんです。安くて(易くて)良いのが、あるんですっ!

それが、次世代の”アルミフレーム”なのです。

 

金属特有の「パリンパリン」とした乗り味をも、追求してきたKOGA。

最上級カーボンと、わずかな重量差である事が、それを裏付ける。

超硬質でありながら、振動吸収性能の高さは、

他社とは比べ物にならないくらい、素晴らしい。

直線を基調としたデザインも、新鮮であり、懐かしさと言うよりも、

「機械っぽい匂いがする」  そんな感じがイカすのだ!

 

この、アルミフレーム・・・イメージとしては、

「上級な、ワイングラス」とでも言いましょうか…繊細な感じが良いのです。

厚くて存在感のあるウイスキーグラスも、素晴らしいが、それとはまったく別。

シャープなイメージは、ライダーの心に直接響くのです。

 

乗り味としては・・・

店長の乗っているLOOKは、踏みこんだ時「一瞬のためらいの後、急激なダッシュ!」

というものだが、

このアルミ(KOGA)は、「踏んだ瞬間から一気に加速して行く!」ようだ。

極端に言うならば、踏み込む前から、前に出てしまうくらい、反応が良過ぎる

カーボンのしなりとは、全く違う別の次元を持つ。 上手いチューニングだ。

振動吸収性能・・・うん、これも悪くない。

店長個人的には、若干柔らかめの、接地感を感じるラグジュアリーな乗り味が好みだが、

このアルミフレームは、嫌いじゃない。実に良く出来ている。

気にしていた、”突き上げ”は言うほど無いし、固くて疲れる感じもまったくない。

細いシートステーがそれを生かしているのだろうな・・・。

キュンキュンと走らせる事が出来る(好む)若き挑戦者が乗るには、

ふさわしいフレームだと、私は思う。

「ダッシュ&ダッシュ!いつでもダッシュ!そして、またダッシュ!」

こんな、熱いハートと体を持ったライダーには、まさにBESTな選択だ。

結論・・・。

 

「絶対的な加速感」

これを探している方には、ぜひお薦めしたい一台です。

 

KOGA:A-LIMITED

サイズ :470 500 540 560 580mm

カラー :ナイトクローム(ブラック)

重量  :1090g

販売価格:149800円(税抜き)

 

 

 

♪もう一回…

こんな時代もあったね・・・。

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5段変速機械が付いて、大きなライトが前後に付いて、

どこにでも行ける…宇宙船のような…夢の乗り物・・・。

少年達は、目をキラキラさせて「欲しい~!」ってマジに思ったはず。

この、自転車に乗れば、「何でも出来る。」という可能性を感じたかもね。=^_^=

 

その昔、テレビにて、”自転車のCM”があったんです。

https://www.youtube.com/watch?v=pekZmAmeTFY

この中の、ナショナル自転車の”クイックFF”のCMが良いんだよ~

(0:35頃から始まります。見て下さい。感動です…)

「♪ピカピカの自転車は~~  もう一回~~転んだら・・・」

 

こ・れ・だ!

この気持ちが、大切なのだ。

 

挑戦、感動、達成、愛・・・「うう、泣けるぜ~」 (>_<)

そうです。

もう一回転んだら…、もう一回擦り剥いたら…、夢は叶うのかもしれません。

キズを負わずに、手にはいるモノは、どーでも良い”雑な装飾品”に過ぎない。

欲しいモノは、「もう一回、もう一回・・・」と続けて行く事が、大切ですね。

男が漢(おとこ)に成長するためには、

不安や痛みは、「美味いおかず」で、失敗と恥は、「主食」であるのだ。

多少のバッシングなどは、刺激的な「栄養剤」だな。

残った傷は…勲章さっ!

常に、”挑戦者”でなくてはいけないのだな・・・。(^_-)-☆

 

な~んてね。昔のCMを見て、様々な事を思う店長であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

最終SALE

”ニューイヤー ザ・セール”やってます。店内全ての商品を、大特価販売中!

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高級ロードバイクも・・・

 

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フレームも・・・

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在庫品は、何でもかんでも・・・

 

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アパレル品は全て50%OFF!

 

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イントログローブも、思い切って半額!

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SALEは、11日(明日)まで。

 

ご利用下さいませ。

ご来店、お待ちししております。 店主

 

特殊車

仕事で使う、自転車・・・。

緊急時には、対応しなくてはいけません。

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一秒でも早く、修理を完了し、”配達可能状態”にしなくてはなりません。

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よし!終了~。ついでに、他の箇所も点検を~ 「・・・・?」

おやおや・・・、スポークが3本も折れていましたよ。交換しなくちゃ。

こ・れ・が、簡単には行かず、車輪を全部外して~ブレーキも外して~・・・

あ~あ~、太さも、長さも、特殊ですし、も~も~も~ (-_-メ)

”仕事仕様車”なのだから、もっとシンプルに、もっと丈夫に作ってあれば良いのにさぁ~

などと、愚痴をこぼしながら、黙々と作業を続けるのだが、

時間ばかりが経過し、焦ってしまうのでした・・・。

 

自転車は、様々なものがある。私達ショップは当然それらに、対応しなくてはならない。

作業に時間をかけて良いのであれば、さほど問題は無い。

しかし、それが不可能であり、

また極力、短時間に直す方法を採らなければいけない場合、

経験とアイデアを生かし、ベストな状況を作り上げるのだ。

 

趣味車、スポーツ用自転車のトラブルは、想像内(想定内)であるが、

”一般車”や”仕事専用車”の場合は、「臨機応変に対応」する事が大切なのです。

 

そう考えると、「昔の自転車屋さん」って、凄いね。

何でも直していたものね。物が無い時代だから、

完璧がどうかは「・・・?」だったが、

きちんと動くようにしていたのだから、尊敬に価(あたい)する。

間違いなく、「日本の技術者」であり、「職人」であったのだろう。

 

インターネットで情報は手に入る。これは間違いない。

質問すれば、返って来る。不安も、消える・・・。

しかし、本当に困った時には(壊れた時には)、スマホではネジは回らない。

仮に、スパナやレンチ(工具)が目の前にあっても、絶対に直らない。

インターネットの情報が、自分の知識だと思い込んでいる人が多いのは

実に残念だと思う・・・。

錆びて固くなったネジを回すのは、間違いなく「人」なのだ。

 

日本の職人さん・・・

板前さん、鮨屋さん、大工さん、電気工事屋さん、自動車屋さん・・etc

全ての職人さんは、手に職を持っています。手が道具なんです。

そして、職に一生懸命だと、心も考え方も研ぎ澄まされて来ます。

もちろん、「偏った知識」になる事は多々ありますが、仕事人は

自分の為と、誰かの為になる事を、いつも意識しています・・・。

表に出ないし、派手に目立つ事も無い。実に地味で、陰にいる感じです。

でも、職に生きるステキな人達です。

 

先人達が目指した、職人の喜び、根性、情熱、魂・・・。

私も、もう一度、考えてみたいと思います。

 

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マジと度胸と・・・

新年を迎えたら・・・、そうです。オーバーホールです!

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回転部(フリーボディ内部)・・・↑ カラッカラに乾いてますね~

「・・・。」グリースは、どこへ行ってしまったのでしょう。

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旧車のBB部分です。外からの見た目はいいけど・・・

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分解すれば、「おお~・・・」

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「おおお~・・・」

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「おおおお~・・・」

 

でも「大丈夫 >^_^<

 

深く考えなくていいし、どーってことないぞ。こんな事、ふつーです。

「機械(マシン)の事は、任せとけっ!知識と知恵で、解決させるぞ~!」

と、今日も熱くなる店長です・・・。 (^<^)

♪脳内BGM 燃える想い 

https://www.youtube.com/watch?v=ANSneinUrjw

 

さて、(ここから本題です。ちょっと重いお話しです・・・)

オーバーホールという仕事は、完璧に整備し、仕上げる事でもあるが、

同時に、不具合を見つけ出している事でもある。(と思っています)

外部からの点検では判断出来ない事も、分解したからこそ判る場合が多い。

その際には、「どうすべきなのか?」を考える・・・。

不具合がある以上、修復したり、交換したり、

機械として完璧にするのが良いのだが、時により、ユーザー様との相談の上、

直さず、適当な対策のみで、元に戻す場合もある・・

もちろん、

「直さなければ、オーバーホールをする意味は無い」のは承知の上だが、

様々な都合により、ここは触れずに「蓋(ふた)をする」しかない場合もあるのです・・・。

 

特に、サスペンションの修理は、ここにぶち当たるケースが多い。

部品供給がされない、旧型のモノを、完璧に仕上げるなど不可能なのです。

”何とか、カタチにする事”は可能だが、

”元通りの性能”にする事は、出来ません・・・。

「タカヤマの技術力が低いのでは?」・・・さあ…どうでしょうか?

 

修理をしたい、皆様のお気持ちは、良く解ります。

だからこそ、なんとかお手伝いをしておりますが、

どんどん複雑化し、さらにパーツも無く、情報も無いモノを触り続ける事は、

お互いに「マイナス」でしかなくなります。

その時には、上記のような事に「蓋(ふた)をする」事になります・・・。

 

修理なのか、買い替えを薦めるべきなのか、判断が出来ない時があります。

いや、「判断が出来ない・・・」というハッキリとした答えがある以上、

買い替えを薦めるのが、正しいのでしょう・・・。

”仕事を受けた責任”と言って、”大義名分”のもとにカッコイイ姿を装い、

その場やその時を誤魔化すことは簡単です。そのテクニックは私にもあります。

でも、私=タカヤマサイクルは、それはしませんし出来ません・・・。

こんな話をすれば、

「普段から、技術がどーのこーの言って、自慢をしているくせに何だ!?」と、

お叱りや、指摘する人もいるでしょうし、指さしでブーイングの渦になるでしょう。

結果的に、「やっぱり技術が低い」と言われ、そのレッテルを貼られる事、

つまりは、皆様の当店に対する、「マイナスイメージ」・・・。

私は、それが怖いです・・・。  でも、怖いからと、

その言葉から逃げ、自分(私自身)を守ろうとしてしまえば(思えば)、

適当な修理と、知ったかぶりで、作業(仕事)を終了させる事も出来ます。

でも、それをやったら、

傷つくのは、お客様であり、自分でもあります・・・。

 

守るものはそんな小さな事じゃない。

護るものは、その先と奥にあり、「真実であるべきだ」と答えを持っています。

 

昨今、”責任のたらいまわし”が目に付きます・・・。

メーカーが、どーのこーの・・・

設計が、どーのこーの・・・

作業者(社)が、どーのこーの・・・

 

「その責任を、全てあなたが受けて下さい!」・・・とまでは言いませんが、

俺のところで、食い止めてやらぁ!”くらいの 度胸が欲しいですよね。

 

タカヤマサイクルに、それが完璧に出来るのか?は、判りませんが、

その努力をしたいと、いつも心に思っています。

 

「お客様には、良い商品を、良い作業内容を・・・」

 

馬鹿が100個付く、クソ真面目でツマラナイ私=店長ですが、

正直で、真実を売って(打って)行きたいと思います。

自転車のある愉快な空間を、皆様と共に作っていけたらと願っています。

これからもよろしくお願い致します。

 

タカヤマサイクル 店長:高山真