KOGA・キメラ

以前の相棒だった”KOGA・キメラ”

 

再起動!

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改めて(2年ぶりに)乗ってみると、感じる・・・。

「うわっ・・・か、硬い。」

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石畳は、「ガタガタガタ~~~~うわうわうわ~~~」って感じです・・・。(-_-;)

依然とポジションは変えていないのだが、

ハンドルは遠いとじるし、サドルもイマイチ合わないようなが・・・。

ポジションが「・・・・~。」な訳です。 つまりは、

なんだか上手く乗れないのだ・・・。 困ったなぁ~。(^_^;)

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な~んてね。

毎年、シーズン初めは必ず、このような戸惑いと疑問を抱くのが恒例。

ましてや、違う自転車なのだから、違和感は当然という訳だ・・・。

1週間ほど乗りこむと、ハンドルの遠さも気にならなくなるし、

”おしりの位置”も安定して来るものなのです~。

そうなんです。要は、”慣れ”なのです。

 

 平地ではやや遠いハンドルポジションが店長の好み・・・。

横から見ると、脇の角度(腕と体のライン)が一般論より広いのだ。

その為、疲れた時(気分や体調など)には、とても遠く感じるのだけれど、

ヒルクライム(登り坂)になると、水を得た魚のように、ガンガン進む!

「これだっ!この感覚だっ!」 TOPチューブの長さが、とても良い感じでグッド!

15%を越える坂道では、「もはや敵なし!」と思えるホド?素晴らしい。

これこそが、KOGAのキメラだ!

無駄な立ち漕ぎと、大袈裟な振り込みが愉快でならない。(^<^)

前タイヤの位置と重心位置が、気持ち良いほど「ドンピシャリ」と合っている為、

とにかく安定して左右に振り込む事が出来る・・・。

「BBハイトが低い」事も、貢献しているのだろう・・・と思われる。

 

しばらく、振動吸収性能に特化した”LOOK・657”ばかり乗っていた為、

対反する”KOGAキメラ”の、”飛び出た性能”と、

「乗れるものなら乗ってみろっ!」というキメラからの”挑戦的なメッセージ”に、

戸惑ってしまった・・・という訳だ。

 

KOGAキメラ・・・改めて”ロードレーサーの定義”を考えさせられた。

勝てるライダーが、その瞬間に間違いなく勝ちに行ける性能を与えられたマシン。

いつでもどんな時でも、「勝つための自転車」である事。

レーシングバイクである以上、快適性は無視するこの主張が、たまらなく尖がっていて、

私は大好きだ。

もう一度、このマシン”怪物キメラ”を乗りこなすぞ!

 

緩い(ゆるい)ロードバイクも確かに良い。

柔らかで、優しい自転車って、それはそれで素晴らしいのだが、

尖がった(トンガッタ)ロードバイクは、理屈抜きで、そこにあるだけで魅力です。

昨今、刺激のない物がモテはやされて、なんだかツマラナイ・・・。

クルマは、パワーが無くなり、排気量は小さくなり、”優しさ”を重視・・・

ビールは、苦みが無くなり、淡麗辛口で、のどごし重視。料理を邪魔しない風味が特徴。

もちろん、その人の好みであり、時代に合ったものが流行るのは当然だが、

どっかんパワーでGO!GO!GO~!

ビールは苦くて、「くう~プふぁ~、げっ」

ロードレーサーは、「神経質で疲れる~」

 

強烈な刺激・・・いいじゃないか!

私はそういうものに、囲まれていたい。(と思う・・・。)

 

~~~~ 久しぶりに乗り出す方々へ、ちょこっとアドバイス。~~~~~~

じっくり、ゆっくり、練習を重ねて行きましょう。

急激な練習をすれば、身体に無理が掛かり、傷みや違和感を覚えます・・・。

痛みが出てしまうと、自転車の乗ることが出来ず、練習の再開までに時間が掛かります。

無理をせず、「もの足りない程度」を繰り返して行きましょう!

焦らない焦らない・・。

大丈夫。それでも必ず、良い結果は出るものだよ。うんうん。(*^_^*)

愉快に、笑って、走って行こうぜ!