空想&妄想小説~宇宙戦争編~

ご注意

※ これから出てくる人物名や名称、出来事や空間的なことなど、
  100%架空のものですので予めご了承下さいませ。

 

西暦2299年…
地球は、
宇宙からの侵略者E・Tと、
地球二大都市による科学戦争を引き起こした・・。
化石燃料を地中から汲み上げていたポンプは止まり
一滴のガソリンを求めて、
命を奪い合った…
指導者達は何度も話し合いをしたが
解決策は見つからず
いつしか、
強いものだけが生き残る暴力の世界になっていた…。
強盗、レイプ、殺人…犯罪という犯罪が
人々の目の前で起こるのだが、
それを止められるものは居なかった…。
警官は目をふさぎ、
宣教師でさえ、何もできない…
怯え震える日々を暮らす事に
絶えられない者は自らの命を落とし、
またそれを追う者も後が絶えなかった…
まさに生き地獄…
誰もが絶望感しかもてない時代であった。

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この星を支配してきたGOD財団…
その権力すべてを一人ほしいままに操り、また
すべての欲求をかなえようとたくらんだ悪魔…
その名も「エンペラー・エクザエル」…。
彼の元には常に10000人の殺し屋集団「エクザエル軍団」がついている。
エンペラーを倒す為に
今まで何人もの勇気ある男達が挑んだが、
10000人のエクザエルを前に、
勝てるものなど居なかった…

しかし、
10000人のエクザエルを持つ
エンペラーでさえ、恐れる男がいたのだった・・・。

それは
10年前、この地球を追放になった男…

地球に侵略するE・Tを攻撃する為
戦闘船機「アルカディア号」に乗り、勇敢に戦った男…。

エンペラーの連邦軍と
アーサー王のアルト軍…
この地球の二大勢力「アース・ソルジャー」は
共に協力し
宇宙よりやって来た、
「地球侵略軍E・T」を撃退するはずであった…
しかし
連邦軍は戦いには参加しなかったのだ…

そのため単独で戦ったアルト軍は多くの犠牲者を出し、
もはや、これまで…と思われたが、
アルト群最後の一機「アルカディア号」の活躍により
E・Tと勇敢に戦い、勝利した…

しかし連邦軍は
「これはアルト軍の残虐だ!」と言い、
また人々もアルト軍を非難した…。
地球政府はE・T撃退後、
宇宙戦争責任者として
アーサー王のアルト軍を強制解散。

さらに、アーサー王国をエンペラーの国土とし、
二大勢力で成り立っていた地球は
この時一つになった…

アルカディア号の船長はじめ乗組員全員を地球より追放…
今もこの宇宙のどこかを
あのアルカディア号と共にさまよっている…

時折、天空から放たれる雷(いかずち)は、
アルカディア号の砲撃に間違いない…

エンペラーの最も恐れる男
それは
アルカディア号艦長…

その名は『キャプテンMAKO』

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(ここは宇宙空間・・・)

副官:「艦長、右30度より敵艦発見。」

艦長:『主砲発射用意…発射!』

副官:「発射!」

(バビュ~~ン・・・ボカ~ンボカ~ン)

副官の名は「アーサークイーン。」本名<アスカ・ラングレイ>
アーサー王の一人娘だ。
キャプテンMAKO と共にアルカディア号に乗り、
地球より追放された一人なのだ…。

艦長:『損傷部確認!いそげ…』

仕官:「右舷排気口付近砲弾穴あり…」

副官:「航路変更しますか?」

艦長:『いや、そのままでいい…メガエンジン出力最大!
フォーメーションB! 波同胞準備…』

副官:「えっ?敵は右ですよ…波同胞は正面だけの…」

艦長:『かまわん!波同胞撃て!』

副官:「は・はい。波同胞発射用意…発射!」

ドッヒュゥ~~~ン・・・・・・・・・・・・・・・・

ひゅう~~~~~んんんんんっ!

ボッカ~~~ン!

「やった~~~~!わあ~わあ~パチパチ…」

副官:「なぜ?どうして正面に撃ったのに、右舷の敵に当たるの??なぜ…」

艦長:『再度損傷部確認…戦闘態勢解除…怪我人の処置を優先しろ!』

仕官:「波同胞口一部融解!右舷前方および中央部に亀裂発生・・・」

艦長:『何?亀裂?!だと・・・仕方がない…フォーメーションAに戻せ!』

副官:「・・・・・・・・(まだ、放心状態)」

艦長:『アーサークイーン!…クイーン!
おい!アスカ!フォーメーションAだと言ってるだろっ!』

副官:「えっ!?は・はい。フォーメーションA 変形します!」

(ぐい~ん がちゃん!ぐい~ん がっちゃん!!)

仕官:「フォーメーションBからAへ 変形完了!」

副官:「”無敵の旗”アルカディアを揚げて…!」

艦長:『フォーメーションA にて、巡航開始。各部修復急げ!・・・』

仕官:「艦長・・どうして先程正面に撃ったはずの波同胞が横の敵艦に…」

副官:「そ、そうです…どうして当たるのですか?」

艦長:『フッフッフッフ…まだ解らないのか???』

副官:「私はあなたの副官です…何でもお話になってくださいませ…」

艦長:『クイーン…俺と一緒に、何年この船に乗っているのだ…』

副官:「艦長…いえ、MAKO…私はあなたのを~」

艦長:『・・・・後で俺の部屋へ来い!』

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クイーン:「MAKOだけを見てきました…どんなに厳しい状況でも
あなたに付いてまいりました…。
地球から追放された形になってますが、
実は宇宙にいて、E・Tが地球に近づくのを事前に
守る仕事に就いたのも、
あなたに付いて行きたかったからです・・・」

MAKO:『君には感謝している…アスカがいなかったら
このアルカディア号は…いや、俺自身、
E・Tとの戦いに敗れていたかもしれない…
それだけじゃない!俺は君の事を…』

~~ LOVE
LOVE
LOVE
LOVE~~

~~~~~~~別の日の戦い~~~~~~~~~~~

副官:「左舷より敵艦接近」

艦長:『波同胞発射準備、発射!』

副官:「発射!」

ドッヒュゥ~~~ン・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ひゅう~~~~~んんんんんっ!

ボッカ~~~ン!

副官:「また、やりましたね!」

艦長:『ああ・・・。』

副官:「教えて頂いていいですか?なぜ命中するのかしら??」

艦長:『君たちにも伝える時が来たようだ…
それは・・・・

手品だ!

一同:「!!#####&%・・だあああああああああああ~~~~~・・・」

エンペラーの恐れる男…
    それは 地球一の手品師だった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちなみに
なぜ命中したのか?
それは前方にある、惑星に
波同胞を撃った事で
ぶつかって、戻ってきたという訳さ!
「ビリヤード戦法」と言えば解るかな??

フォーメーションBとは
ミッキーマウスの形をした戦闘機で、
アルカディア号に備えてある秘密兵器である…
この可笑しな、やる気のない宇宙船に
E・Tは笑ってしまい、
油断したところで、一気にやっつけちゃうという、
恐ろしい最終兵器&作戦なのだ!

無敵の旗”アルカディア”はクレヨンしんちゃんが
「あっかんべ~」をしている絵である…
これもまた、E・Tにやる気のないことを示し、
民間船だということを伝える
考えられた作戦なのだ…

キャプテンMAKO・・・
寝込みを襲う、恐ろしい男。