タカヤマサイクルホームページ

注目の一台…。


当店の扱うブランドに、BOMA(ボーマ)がある。

繊維商社が前身である為、

材料である”カーボンシート”を自社内で生産し、

最高のクオリティを追及している、自転車フレームメーカーです。

当然ながら、ボーマ社は、”繊維の魔術師”な訳ですから、

企画開発をすべて自社で行い、車体に見合った繊維のシートを作り、

製品化してしまう、凄いメーカーなんですね。

このBOMA、

毎年、何かしら、飛び抜けた事を仕掛けて来るから、オモシロい。

もちろん、感性に合った素晴らしい時もあるし、そうで無い時もあるが(失礼)、

「今、必要なマシン」を作る姿勢は、いつでもワクワクさせてくれるのだ。

IMG_5088

来季の新モデルとなる”シエル”の情報が入って来たのでお伝えしたい。

偶然にも、乗車する(試走する)機会があったので、

このインプレッションも、同時にお伝えしたいと思います。

 

① 超軽量なフレーム&フォーク

480mmサイズで、1135gという、「マジかよ?」という軽さだ。

完成車重量としては、6.63g(9000デュラエース)。ため息ものです。

②不思議な乗り味

第一印象は「パリッとしている」です。・・・簡単に言えば、いのです

でも、いのではなく、「これでもか~!」というい剛性でもなく、

踏んだ瞬間に、車体が前に進み出す、超クイックな出足を感じました。

軽量フレームにありがちな、フニャリ感は、微塵も無いのです。

(詳しくは③↓で・・・。)

③ 横剛性が高い!

店長の乗り方(スタイル)は、車体を横へグニャグニャと曲げる、走り方をする。

ヒルクライム時は、ペダルを斜めから踏み付け、

無理やり、フレームを捩じらせる走り方を好むが、

この”シエル”には、その曲がりを感じないのだ。

・・・というか、曲がってくれないから「・・・・。?」であった。

この「・・・・。?」であるが、どんな変な踏み方をしても、

どんなヘンテコな回転を与えても、加速に繋がってしまうので、

正直、「分からない」が、この回答である。

 

④ BBハイトが低い。

ハンガー下がりは、70mm。BB部が地面に近づき、低重心化されている。

これは店長の好みであるが、時代も、それを要求しているのだと思う。

⑤ 突き上げ感が少ない。

これは、タイヤのサイズや種類の影響にもよるので、正確な事は言えないが、

軽量で、硬いフレームにありがちな「カンカン」としたものがない。

もちろん、「♪ガツン」とか、「♪ドカン」はある。

軽すぎる車体が、それを意識させてしまう要因かもしれないが、

「ガラスの板を叩くような、緊張感」は、このバイクには無い

当然、レーシングバイクですから、何でも吸収する訳でないし、

「凸凹の路面を舐めるように走る・・」なんて事も、無いっ!

そもそもこの”シエル”に、快適さを、期待していなかったが、

以外にも、好感を持てたのは、「私の贔屓目」であろうか。

BOMAの得意とする「繊維の組み合わせ、編み方など」から、

「振動をどこかへ逃がす仕組みになっているのかな?」

と、走行中、ずっと頭をひねらすバイクであった・・・。

 

総合評価:「かなり気になる~!」

 

上手く表現が出来ないが、「乾いた、硬いポッキー」のようなイメージだ。

カリッと歯を入れたいが、想像以上の力で噛む事になる。

そんな感じである。(これで解るのか?)(-_-;)

シエルには、「強度の違う繊維を、斜めに入れて~」という、

専用のカーボンシートを作成したらしい。

(これは、T社も採用しているので、技術提携しているという事かな?)

正直に言えば、

こんなロードレーサーに乗った事は無い・・・。

「凄い」という安易な言葉を使いたくないが、

漢字で表現するならば、この「凄い」言葉以外は無い。

DISCブレーキだとか、振動吸収に優れたロングライドバイクだとか、

今、流行りのキーポイントは、このフレームからは見つからない。

では、「軽さの追及を目指しただけか?」と言えば、全く違う。

硬さと、軽さ、そして人が乗って、道路を走る・・・。

このトータルバランスこそが、「なんだか気になる~」なのだと思う。

 

この”シエ”ルには、優しさなんてものは無い。

”シエル”は、未来を走る、「レーサー」である・・・。

久しぶりに、「カミソリの刃を素手で持つ雰囲気」を味わった。

フレームは、表面に化粧カーボンを張る事は無く、

UD剥き出しという所も、凄みを感じてしまう。

この、正直な姿勢を、ボーマ社には貫いてもらいたいと願う。

 

金額は、「28万円。」

他社に比べれば、決して高価すぎる訳ではないが、

「ボクもアタシも~」と、ポンポン買える人は少ないだろう。

けれど、

「今の自分を越えたい!」と強く願う人には、

お薦めしたい一台です。

 

発売は、まだ先になるらしいが、

今からアンテナを張り、情報を収集していただきたい一台です。

おそらく今後、あらゆる場所で、このフレームの話を聞く事になるでしょう。

プロレベルの各者の言葉に、ぜひ耳を傾けてはいかがだろうか・・・。

 

(今日は、注目の一台を 紹介いたしました。)