ほんの少しの事

ブレーキレバーの位置。これが少し違うだけで、操作性能が大きく変わります。

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ドロップハンドルに、ブレーキレバー(STI)が付いています。

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この位置が、最も高い状態でセッティングされてますね・・・

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上から見ると、こんな感じ・・・。テープをはがしてみます。

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こうなってます・・・。

この取り付け型というか、セッティングは、「絶対に悪い」という訳ではありませんが、

私ならば、違う取り付け方をします。

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もう少しだけ、上に付けます。

IMG_3137こうなる訳ですね~

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テープを巻くと、こんな感じになります。

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上部が平らになって、握り易く、また操作がし易くなるのだ。

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下部を持っても、バッチリ指が届きます。

この自転車には、アナトミックハンドルが付いているのですから、

その特性上、下部の握りを犠牲にしてはいけません。

部品に見合った取り付けが正しいと、私は思います・・・。

 

レバーの位置を上げた事で、ブラケットの位置も近くなります。

(実寸で約1.5センチほど、短くなりました。)

 

自転車は、組み立てる人により、その性能は大きく変わります。

全国にある「こだわりのメカニックがいるショップ」というのは、

高い安いだけの話ではないという事です・・・。

 

当店=タカヤマサイクルも、そうです。

100万円の自転車と、10万円の自転車と、その性能が同じである訳はありません。

でも「その自転車の能力を最大に引き出す!」という事においては、

まったく同じスキルで、作業をしています。ご安心下さいませ。

 

「どーせ、安い自転車だからさぁ~・・・」

ちがいます。

「だったら、こうしてみましょう。みせましょう!」

 

少しが集まれば、沢山になる・・・。

 

ほんの少しの事。これが基本です。