Eバイク入荷

コラテック(ドイツ)のEバイクが入荷しました。

MTB型の最先端の電動アシストスポーツ自転車です。

バッテリーは、フレーム内部に搭載される「インチューブ型」を採用。

外観はスッキリし、かなりスタイリッシュですね。!(^^)!

モーターユニットは、ボッシュ(BOSCH)。

小型で高性能なパワーユニットです。Performance Line CX

モーターの力(アシスト力)を四段階(ECO/TOUR/EMTB/TURBO)に切り替えが出来ます。

最も力強く、暴力的な加速を誇るのが、このTURBOモード。

急斜面の上りでは、サドルからお尻が滑り落ちるほど、

「ギュンッ」と加速します。この感覚は実にオモシロいです。!(^^)!

自分に限らず、Eバイクを買ったなら、ハイパワーを使って走りたいのが本音だと思う。

そもそも力を弱くして走るのはダルい感じがしてツマラナイ。

どうせなら元気よく走るTURBOで良いじゃんっ!と思うし、

Eバイクは強い力こそ魅力的というものですよね。

そして、特記したいのがこれ。EMTB”

搭載されているモーターユニット(Performance Line CX)の大きな特徴として、アシストモードにEMTBがある事。

これは特別な走行モードで、

各アシストモード(ECO/TOUR/TURBO)のような一律のアシスト力ではなく

ライダーの踏力に応じた最適なアシスト力を提供する為に用意された、究極の走行を実現するスペシャルモードです。

往来Eバイクの苦手とする、滑る斜面や、狭いスペースでの折り返しなどでも、意のままにバイクをコントロールできるのだ。

実際に、電動マウンテンバイク(メーカー問わず)に乗った事のあるライダーならば、経験したことがあるだろう…。

オフロード(シングルトラックなど)の、鋭角な登りコーナーを回ろうとする時には、

往来のEバイクではペダルを踏みこむと、「ブワ~ッ!」っと想像以上のパワーが出てしまい、

結果、外に膨らみ、狙ったタイヤライン(コース)を描けない事があり「おっとっと…」となります。

また濡れた落ち葉や、泥道走行時はタイヤが滑り易く、パワー伝達が上手に出来ません。

その為、走行中にアシストモードを、ECOやTOUR(弱)にしてモーターの力を抑え、

直進時や乾いた路面では改めてTOURやTURBO(強)に戻したりと、切り替え作業が忙しい思いをしておりました。※(店長経験談)

それが、この新機能のEMTBの誕生により、この辺りの悩みが解消されたという訳だ。

先日、このユニットを搭載したバイクに乗る機会があったので、ご報告します。

まず思ったのが「全てこのEMTBモードで良いのではないか??」と思うほど優秀だったこと。

街中では、「走って止まって、また走って、また止まって、人を避けて、Uターンして…」この繰り返しとなる。

人や生活と共存する(交差点、信号、歩行者、看板、急な工事個所、クルマなど、)街中では、無駄な加速とコントロールのシビアさは、いささか問題だ。

だから、普通にラクに走れることこそ、性能が高いと言える。

その筋から見ると(考えると)このEMTBモードは良い。

Eバイクに慣れている自分でも、普段「おっとっと」となる事はあるが、

このEMTBモード時ではそれが一度も無かった…。

「それじゃ、ダルい走りなのか?」と言えば、そうじゃない。

しかも、そこそこの加速感もあり、その演出効果?も実にヒューマンだ。

オフロード走行もやってみた。

試した道は人工的に作られたスキルアップコースの為、いつもと勝手は違ったが、連続するカーブや適度なバンクでも、普通のMTBのように走行できた。

Eバイクにおいて、「この普通に…」の感覚は大事で、モードの切り替えをせずに走れることは、実に喜ばしいのです。

これはEMTBモードにある、ライダーの踏力の強弱に応じて、最適なアシスト力を自動で提供してくれている機能が働いている為だと言えるだろう。

その結果として、ペダルを漕ぐこと(乗ること)に集中できたし、

上り返しの急な坂があっても、ガンっと踏み込めば、TURBO同等の力を発揮してくれるため、

MTBにおいて楽しいだけでなく、Eバイクとしての魅力は増していくばかりだ

そのような事から、「EMTBモード、これだけで良いのでは?」と思いました。

もちろん

アスファルトの坂道だけで言えば、TURBOモードのギュンギュンとした加速はヤンチャでオモシロいし、

オンオフ限らず、一気に駆け上がりたい上り坂では、TURBOパワーが炸裂し、実に愉快で快感だ。

ジャリジャリ♪と、ホイールスピンしながら登るのは、逞しく、ワイルドな優越感がありました。

以上、実際に乗った感想でした。( `ー´)ノ

話は変わって、

メーカー出荷段階では、ケーブルの通し方、長さもグチャグチャです…。

このコラテックも同じく、醜い状態です…。

これを、そのまま販売しても、「そういうもの」として、何も問題は無いし、咎められませんでしょうけれど、私(店長)は大嫌いです。

Eバイクの場合、特に内装するバッテリー(インチューブ型)の場合、

様々な部品を外す必要もある事から、簡単には出来ませんし、正直なかなかややこしい事が多いのです…。それでも、やります。


ジャ~ン♪ どうですか。通し方を変え、長さをそろえると、

ここまでスッキリ、カッコ良くなるのです。!(^^)!

私はカッコイイ自転車を、さらにカッコ良くする事にこだわりたいですね。

自転車の持つ最大の能力を引き出す。それがタカヤマサイクル・スピリット

回転部分、ブレーキ性能、変速性能、バッテリーの装着感etc…全てです。

 

しかし、昨今こんな事柄は、技術とは言わないし、ただの自己満足…として、笑わそうですね。(-_-;)

こだわりは小さなことばかりで、言わなければ気が付かず、評価もされず、だれの目にも止まらないでしょう…。

けれど、こういう所が、専門店である本来の良さとセンスだと思いますし、私はここを永遠に貫きたいです。

コラテック Eバイク すごく良く出来た自転車です。

良く出来た自転車だからこそ、もっと良くして差し上げたいのです。

Bosch Performance Line CX”EMTB”モードは、現在MTBにしか採用されておりません。

クロスやロードにも有っても良さそうなものですが、まずはMTBからという事でしょう。

似たような機構では、パナソニックなど他社にもありますし、

各社その性能を発揮するために、様々なアイデアを投入しており、接戦状態です。

どれが一番なのか?は、なかなか答えが出ませんが、

進化したBoschユニットは、とても優れたものですので、ぜひ興味をお持ちいただけたら幸いです。

 

コラテック E-POWER X VERT CX

販売価格:528.000円(税込み)

http://www.corratec-bikes.jp/corner711060/detail/2023_CORRATEC_E-POWER-X-VERT-CX.html