メンテナンスの必要性。

はいっ!・・・毎度毎度、同じ事を言っておりますが、

”メンテナンス”って、凄く大事なんですね~。

普段、ユーザー様(ライダー)は、ごく普通に使っているし、

奇麗にしているから、問題なんてある訳無い!・・・つもりなのですけど・・・

IMG_2341

カンパニョーロ社のシフトレバーです。スーパーレコードだ!

でも、「あれ?なんか変だぞ!?」私の知っているスーパーレコードの動きじゃない・・・

よし。分解だ~。 という事で、この赤いラバーを外してみると・・・。おやおや、

IMG_2338

やっぱりなぁ~ラバーが破れて、その一部が中に入っていましたよ・・・。

IMG_2339

構造的に、破れる(千切れる)事もあります。それは仕方がありません。

だから、定期的なチェック&修理、またはオーバーホールが必要なのです。

 

ユーザー様は、不具合には気が付きません。そーいうものですし、それで良いんです。

大事なのは、「メンテナンスの必要性」を感じること。知っていること。

「乗りっ放しではダメだよなあ~」って思う事。それだけでいい。

そのタイミングなどは、購入されたショップで、相談してみて下さいませ。

IMG_0854

”人間ドッグ”に行ってみると、悪い所が見つかったりしますね。

治せるならば、治したいし、いずれにせよ自分の体を知る事は、凄く大事です。

自転車も同じ、見る人が診ると、不具合箇所が解るものです。

BB部分のネジ山が潰れかかったフレームもあるし、

圧入しているヘッドパーツが緩んでいるケースもある。

ひび割れが起きている事もある・・・。

どうすれば良いのか? それは、

専門知識を持つメカニックに相談し、一緒に解決策を考える。

自分の所有物の特徴や、問題点を知る事が、

もっと”好きになる”理由であったりもする。(場合もある。)

IMG_1128

”高価な競技用のフレーム”を所有している場合、

時に、パーツとの相性が悪い時もある・・・。

「高価な商品なのに、なぜ? 精度が悪いのか?」と疑問を思うが、

まったくもって、そうじゃない。

競技用だから、「競技車とは何だ?」を知っているメカニックが、

研ぎ澄まされた多くの部品を、適合させる秘技で、戦うマシンに仕上げているのだ。

「決して、不良品では無い。ただ、そういう性格のフレームが、これなんだっ!」

ということ。

そう、ただ、それだけのこと。・・・なんて単純なんだろうか。

IMG_1592

競技用マシンとして生まれて来たフレームに、ホビーバイクとして、

グランドツーリング的要素を持たせる事態、無理があるというもの。

もちろん、その無理なスタイルが、悪い事ではないし、

少なくとも私(店長)は、そのスタイルが好きだ。

だから、癖や、特徴や問題点を知る事は、大切な要素なのです。

 

私も、寛大な心と技術を持つ者になれるように、日々努力致します。店長