修理。

「サスペンションが、動かなくなった・・・」という事で、相談を受けた。

分解をしてみると・・・、

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内部から水が「ドバドバ~」っと出て来たぞ。\(◎o◎)/!

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なんと、”130ml”・・・これが、入っているのだから、動くはずが無い。

雨や、洗浄した時の水が、少しずつ侵入し、ここまでの量になったのでしょう。

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すると、内部で起きる事は何か?・・・そう!サビである。

インナーパイプが、凹凹になるほど、ひどい状態だ・・・。

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オイルも、漏れてますなあ~・・・。(^_^;)

こうなる前に、分解&整備をしましょう~!

 

サスペンション・・・。メーカーや、年式により、「修理可能・不可能」がある。

オイル漏れやエアー漏れくらいなら、それを直す事は簡単に出来るが、

ダンパー内部の破損や、また”特殊な機構”の修復は、

まず不可能です・・・。(と思って下さい。)

 

旧い物を、「オークションで買った。」または、「譲り受けた。」からと、

修理の依頼を相談される事が多くなったが、

これに対して「自転車屋」としては、「警告」もしなければならない。

サスペンションは、自転車を形成させる為の”一つの部品”であって、

タイヤやチューブと同じ、”消耗品”であります。

その消耗品を安易に買い、中には「安い修理費で済ませたい」という方もいるが、

私は神様ではありません。・・・無理です。

 

もちろん、「これを乗り続けたい」という方や、「どうしても使いたい」という方の、

お気持ちはよく解ります。私も趣味人ですから、その辺りは同感します。

しかし、自転車は乗り物です。

「安全・安心・快適」を主に置かなければなりません。

 

先日は、「修理は工夫である!」とか、偉そうなことを言いながら、

『修理を受けない、断る。』・・・これも、同時にしている私です。

”矛盾”と言えば、大きく矛盾していますね。・・・認めます。

(理由は、個々に、各々に、様々です・・・)

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さあ!今日も頑張ってまいりましょう~!

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夕暮れが、一番気持ち良い時期ですね。

明日も、楽しく、笑顔いっぱいになりますように・・・。

 

修理は工夫である。

ブログの更新が・・・遅れ遅れになって、ご迷惑をおかけしております。

地元密着の自転車屋は、販売するだけでなく、その後のケアと、修理も、

沢山あるのです。

また、他店で購入された方々からも、

修理や、レストア、オーバーホールなど、依頼をいただき、

日々、作業に追われていたのが現状です。

私は、「物を売る事」より、”作業が好き”ですから、これは嬉しい事です。\(^o^)/

誠に、誠にありがとうございます。

・・・などと、更新遅れの言い訳をしつつ、今日の本題に入って行きます・・・。

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修理をしていて、困る事があります。

特に、サスペンションなど、モデルにより、リペア部品が無いものがありますから、

その時は、他社部品を流用するなど、工夫が必要になります・・・。

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旧い物になればなるほど、”正規部品”の入手は不可能です。

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これは、内装4段(インター4)の部品が破損・・・。

初期型ですから、もはや部品は在りません・・・。(どうする?)

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現行の、別部品を、加工して使います。もちろん簡単には出来ませんが、

まずは構造を理解し、そして工夫をすれば、”修理”が可能な訳です。

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ブレーキレバーのラバーパッド。

少しの?加工を施せば、「ドン・ピシャリ!」(^_-)-☆

 

さて、・・・。

「旧い物を修理する事は、ハッキリ言って、どうなのだろうか・・・?」

どう…とは、つまり『善か悪か?』。この自問自答を繰り返している私です。

部品が無いのだから、「買い替えをお薦めする」という、決定的な理由になるのから、

お客様(ユーザー様)にとっても、新車購入の背中を押される、良いタイミングだと思う。

これは、販売店として、当然の考えであり、行為である。

解っているはずなのに、修理を受けているのは、チグハグではないのか???

「・・・・。」この答えは、一生出ないのだろう。

 

「旧い技術者は、必要無い。直せる事を自慢しているヤツは、出てってくれ!」

時々、こんな事を言われる夢を見る・・・。(-_-;)

決して、自慢している訳でもないし、特別な技術を持っているヒトでもないが、

たぶん、それは、自分の事だと思い、夜な夜なイヤな汗を掻いている私です・・・。

 

表面的な、カッコつけが多くなった昨今である。ウソ、大袈裟、無駄な自慢…etc。

しかし、それが堂々と真ん中を歩いている。

正義は、どこへ行ったのだろうか?

真面目さを全面に出すのは、いつからダサいと言われるようになったのだろうか?

「何でもかんでも、売れば良い」そして

「数字が全て」・・・これは、会社として間違いなく正論だが、

どーにもスッキリしないのだ。

 

スッキリしないといえば、

中高学生が”チネリだコルナゴだ”・・・と、高級自転車を乗り回しているのを見て、

なぜ買えるのか?不思議でならない。お金があるという事だろうが

その名車らを、「いつかは・・・」と夢の先に置いていた自分が、

どうにも惨めでしかない。

しかし、それもまた、良くも悪くも「ブーム」という事なのだろうな。

販売窓口の変化も大きく影響しているのだろう・・・。

頑固者の自転車屋(オヤジ)が「で~ん」としている店ではなく、

オシャレで、しなやかな店が増えたからか・・・、

または、通信販売で、名車を買う。インターネットで中古品を買う。

そういう人もいるだろう・・・。

何が良いのか悪いのかも知らず、そういう高価な買い物が、ササッと出来る若者を、

羨ましく思う反面、妬んでしまうのも事実。

まあ、そういう時代なのだろう。

 

ちょっと、呼吸がし難い世の中になったものだ・・・。

脳内BGM♪ 我が良き友よ – byかまやつひろし

 

 

良いぜっ!Eバイク。

E-BIKE(イーバイク)は、良い(いい)バイクだ!\(^o^)/

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今年、大きな話題である ”E-BIKE”。(電動補助モーター付きの自転車)

試乗していただいた方々から、「絶賛の声」をいただいております。

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まずは、この力強さに、誰もが驚かれ、さらに、”様々な可能性”を想像させるそうです。

そう!ポイントは、

   「可能性」…。

 

くれぐれも、ロードレーサーやクロスバイクのような、「軽快さ」はありません。

「ドカンドカン」とした、ヘビー&パワー・・・これが、”E-BIKE”

この、パワーを、ねじ伏せる度胸と冷静さ、テクニック&スキルを持つ、

ファイターやスポーツマンにこそ、相応しい乗り物である・・・。(`´)

 

さて、ここで・・・、

先程も、一部、期待を裏切るような表現をしていますが、

ロードレーサーのような、楽しみは、このEバイクにはありません。」(+_+)

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ロードレーサーは、速度20→30km/hの、

空気を斬り裂く加速や、巡行が愉しいのだが、

このEバイクは、15~20km/hの低速が、最もパワフルで楽しく愉快なのだ。

つ・ま・り、「低速走行こそ」が、似合っている。

押し出される力強さが、どこまでも連れていってくれるという安心感が、

低速ゆえに、ゆったり、どっしり 味わう事が出来るのだな。

だから、高速が得意なロードレーサー所有の友人と一緒に走っても、

お互いに、ぜんぜんオモシロくない訳です。(-_-;)

ここ、くれぐれも、ご注意ください。

 

古典的正統派として、自転車をスポーツとして語るなら、

やはり、往来の自転車の、「人力だけ」による実走こそ、表に出る魅力です。

「身体のきしみ、拭き出る汗、心臓の音、筋肉の悲鳴…」、など、

そこから得られる”達成感”こそが、まさに充実感であり、

自転車を、スポーツとして語りたくなる訳です・・・。(^_-)-☆うん。

そこを、十分理解していただいた上で、

今、この”Eバイク”のオモシロさと可能性を、

声を大にして贈りたいのです。

 

タカヤマサイクルは提案します。お伝えします。

「魔法のじゅうたんが、ここに在ります」

ぜひ、試乗して下さい。

”E-BIKE”から放たれる、あなたへのメッセージと可能性を受け取って下さい。

(激坂道+オン&オフ 試乗モデルコースございます)

リアルスポーツEバイクの醍醐味を、あなたも是非!

 

E-BIKE  試乗車。

おまたせしました!

”E-BIKE”のMTB リッジランナーの試乗車が、準備できました。

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”27.5+”の新規格、セミファットタイヤを採用した、本格的なMTBです。

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シマノ製の電動モーターを、採用!

IMG_5845ディスプレー部は、大型で見やすいですな~!

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アシストモードは、手元で、素早く切り替えが可能です。

(下部のレバーは、サスペンションのロックアウト装置です)

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ミヤタ純正品のハンドルは、幅広いライザーバーですが、

この、試乗車には、ストレートハンドルに交換し、幅も適正な長さにしてあります。

これは、一般道路と、山道を走る、しかも”試乗車”という立場ですから、

ヨコ幅(長さ)を考える事は、すごく大切であり、私の回答です。

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少しだけカスタムを・・・。

Rメカとシフターを、最高機種のXTRを採用~!(^。^)y-.。o○

高性能な変速を、お楽しみ下さい。

 

この新・新時代の乗り物”EーBIKE”を、誰よりも早く、感じてもらいたいのです。

ご試乗、お待ちしております。

 

青い閃光

世の中には、”特別”というものが、あるものです・・・。

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セラミックで作られたベアリングを使用した、ディレーラー用プーリー。

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ブルーカラーが、静けさと躍動力を、感じさせ、なんとも魅惑的ではありませんか。

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この、ディレーラー(変速機)についているギヤを、プーリーといいます。

ここは、とてつもなく、速く回る部品だけに、

「回転の軽さ」には、注目をしなければなりません・・・。

低速時や、プーリーを単体で回した時には、回転の軽さは、さほど感じないのですが、

高回転になればなるほど、その威力は2次曲線を描くように、性能が発揮されるのだ。

速度でいうならば、15km/hから、グングンと差が開いて行く・・・。

気になる変速性能であるが、11速であるならば、全く問題ない。

アルミプーリーのため、樹脂製品に比べて、チェーンの摩擦ノイズは若干あるが、

通常の走行時の音(路面や空気の音)で、かき消されてしまう為、

私は全く気にならない。

 

さてさて・・・、

「何をいまさら、セラミックプーリーの紹介ですか?」と言われそうだが、

数年前に流行った時と、「一緒にするなよっ!」と、私は叫びたい。

いや、実際には、「部品としては同じ」なのだが、

改めて、考え方や使い方を、再度見直す時が、今なのだ。

「流行りではなく、使いたいから・・・、必要だから使う」

この感覚を、大切にしたい。

雑誌などの媒体に、惑わされるな!

うそ、大袈裟な表現に、惑わされるな! あなたの”直感”を信じろっ!

な~んて言いたいところだが、溢れ出ている情報に、

直感も間感もあったものじゃない。

・・・じゃないが、あえて、今、あなたにお薦めしたい、

この、第2感覚セラミックプーリー。

あなたのマシンに、怪しく魅惑的な”青い閃光”を、ボルトオ~~~~ン!