DURA-ACE 7900

 

DURA-ACE(デュラエース)という高級部品(ホイール)の話です

”7900・DURAーACE”のホイールは、凄いのだ!(凄過ぎて、大興奮!!)

最近、「シマノは他社に比べて、回転が悪いからさあ~趣味性も無いし・・・」

などと聞き捨てならぬ事を耳にします。なんだそりゃ?

一部のアンチシマノ派の中で、流行りなのか??

”ジャパン・プライド”のDURAをなめんなよ!(いや、だれもナメテないけど・・・)

シマノブランドのホイール全体的に、性能が高いのだが、中でもDURAは別格なのです。

ちょこっと調整するだけで、クルクルクルクル~~~~~回り始めます!

5mm六角レンチを左右に入れて、グイっとねじれば簡単に緩みます。(ギヤが付いていてもOK)

銀色の部品を外すと 、写真のようになります。この黒い部品を持ち上げると(引っ張ると)↓

このような状態になります。このギザギザ部分がベアリングの押し具合を調整する部品です。

手の感覚だけで調整します。(工具は必要ありません!)

メカニックの経験とテクニックにより、大きな差が出るのだ!

特に、このDURAは・・・「いっひひひ・・」(笑い声)

今の工程を戻って行けば、(元に戻せば)完了です!!

 

この、マニアックな作り込みは、他社には無い、贅沢なメカニズムなのです。

「カップ&コーン」方式にこだわる事は、とても重要なこと。

自転車の動く仕組みを知れば、必然的にこのシステムになるのだろう。

他社(カンパニョーロ)も上級機種は、これを採用しているほどだ。

これをここまで簡単に、確実に仕上げている「シマノDURA」は偉大です!

調整のコツや、具合は、ここではあえて説明しません・・・。

回転部だけに、知識と技術が必要ですから、無駄に作業する事はやめましょう!

ノウハウの無い者が触ると、事故に繋がります。絶対に触らない事です!

 

分解を解説しておきながらさて、「触るな!」というの?・・・矛盾しているじゃん!

いえいえ、ぜひ知っていただきたかったからです!

シマノ製品のユーザー思いから生まれた”心の結晶”がこれなのですと。

ただし、

乗り手(ユーザー)が居て、整備し調整するメカニック(販売店)が居て、

楽しく安全な自転車生活が送れます・・・。

DURA-ACEはメカニックにより、ハッキリ変わります!

私(店長)も、お客様に合わせて、この部分のチューニングをします・・・。

(※ お客様を選ぶ・・・そのくらいデリケートな部分だという事です。)

さまざまな情報が飛び交う昨今、

インターネットや雑誌を見て、「知識を得たつもり」になって

「な~んだ、そんな簡単な事か!」と作業する人もいるでしょう・・・。

もちろん、趣味の世界ですから、それはそれで楽しいはずです。

しかし、私達専門店は、それ以上の「安全」をプラスして作業いたします。

 

皆様の大事な自転車は、

ぜひ、信頼のおける販売店とメカニックにて相談し、診てもらって下さいませ。

 

 

この、ひと手間が大事

フレームに付いている、「アジャスター」この内部をきれいに処理しています。

この「ひと手間」が、大事なんですよね。なかなか気が付かない場所なのだが、

アジャスター(ネジ)がクルクルと回る事は、重要な性能です。

タカヤマサイクルは、見逃しませんよ! (最高の性能を出すのだ!)

カゴ付きの一般車、通学・通勤車も、全て同じ!情熱を持って組み立てるのです。

※ 自転車は全て、お店が組み立てているのです。

 

基本的に自転車、特に”高級スポーツ自転車”といわれているものは、

全国の技術の高いショップにより、対面販売されている為、クレーム等は無いに等しい。

今回のような、小さな事(こだわり?)でも、組み立て時にお店が気が付いて、

情熱を持って処理し、お客様に大満足の一台を提供する事は、いまさら言うまでもない。

 

もしも、知識、技術、こだわり、観察力 etc この力が無いお店から購入したら

実にもったいないし、なんてつまらない買い物をした事になるのだろう・・・。

 

良くも悪くも、インターネット通販が全盛の昨今、

安さに吊られた「つまらない買い物」だけはしたくないものですね・・・。

 

 

 

BD-1カスタム アルフィーネ11

 

タカヤマサイクルの得意分野として、「自転車の改造・カスタム」がある。

今回はR&M社のスーパーミニベロ”BD-1”(↓写真)をカスタマイズ!

今回の内容は、お客様のご希望から

BD-1カプレオに、内装11速”アルフィーネ”をインスト~ルに挑戦!

フロントギヤは54Tに換装、

そしてリングガード、ケーブル、ハンドルをシャア専用カラーに変更!これで

戦闘能力は、大きく向上したのだ!(・・・いや、ただ赤にしただけですけど・・・)

昨年、アルフィーネ仕様のBD-1が限定販売されたわけだが、

それにはSORAのリアディレーラーが”テンショナー”として使われていた。しかし、

同じ事をするのは面白くないから、アルフィーネ専用”CT-S500”を選択。

だが ・・・ちょっと問題もあったのだ・・・。

「BD-1は折りたたみ自転車である。」という事。

つまり、その機能を絶対に犠牲にしてはいけないのである。

メーカー標準装備の”SORA・リアディレーラー”は良く動くから、折りたたんだ特に

チェーンの張り具合がラクに問題なく、調整ができるのだ。(キャパシティの問題ね)

この事は、解ってはいたけれど・・・やっぱりねえ~それじゃねえ~・・・という事で、

あ~だこ~だ、とやってみた結果、この形に収まったのでした。

チェーンの張り具合を調整する部品を短くしたことで、フレームとの干渉もセーフ!

最初はチェーンを長くして、逃がす事を選んだが、なんだか納得いかず、

改めて、あーだこーだ・・・して、この形に落ち着いた訳です・・・。(ただの自己満足か?)

まあ、いつもの事なのだが、

お客様から依頼があれば「出来ると思います!」と安易に答えてしまう店長の癖から、

良くも悪くも、すごい手間(情熱)がかかるんですね・・・。スポークの長さも解らないから

何度もやり直す結果となるし(計算式なんて全然当てにならないのだ・・・)

アルフィーネの「カセットジョイント」を何処に合わせれば良いのだ???

チェーンラインはどうやって・・・・ケーブルは、穴あけ加工が必要なのか????

(頭がどっか~ん。大爆発~~~!) その後、「ひらめき」が降りてくるのだ。

 

決して、投げ出すつもりはないし、お客様の望みには、なるべく応えたい。

そんな思いから、いつもお仕事を受けさせて頂いております。

皆様も何かございましたら、ご相談くださいませ。全力で対応させていただきます。

(愛の自転車伝道師 店長:高山真)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

電動アシスト・整備

電動アシスト自転車を後ろに動かすと(引くと)♪ガタンガタン♪と音が出る。

2年ほど乗った電動車によくあるトラブルです。

この黒いカバーを外すと・・・

こんな部品が見えるはずです。スポーツ用の自転車で良く見かける樹脂製の黒いギヤ。

「プーリー」と言って、チェーンの張り具合を調整する部品なのですが、

これが摩耗すると、「♪ガタンガタン♪」と音がするのです

パイプの外側が大きく削れているのが解りますか??

これではまともな回転は不可能ですね。新品パーツに交換し、修理完了となります。

皆様もお父様お母様が乗っている電動アシスト自転車がありましたら、

時々点検してあげてくださいませ。

※ 決してDURA-ACEなどの高級部品に変える必要はありません。

  極めて普通の安価なものでOKですからね。

(・・・と言いつつ、我が家のアシスト車にはXTRが付いているけど・・・笑)

DISCブレーキ(エア噛み)

自転車というものは、販売店が組み上げるものなのです。(知っていましたか?)

決して、各メーカーが完璧な状態で仕上げている訳ではありません。

ですから、各お店に入荷した時点では、「ただの部品集合体」でしかすぎません。

店主やメカニックが情熱を注ぎ組み上げた物が「完成車」となるわけです。

そんなことで、(・・・・やっと本題に入るのだ。)

DISCブレーキが、「スカスカ」して効かない状態も多いです・・・

(特に、今年の○○社はほとんどダメで、直さなければ、まず乗れませんね)

しかし「私達プロショップ」は何も慌ててはいません。調整すれば良いんですから!

知識と技術を使って、何が正常で何が不具合なのかを診察し、

症状によっては、治療や交換し、また、ホースの長さも適切に処理して、

お客様にお渡しする時は完璧にしておりますから、皆様安心して下さい。

ただし、残念ながら一部のお店では、そのまま渡してしまう場合もあると聞きます。

確かに、面倒ですし手間も掛かりますので、見なかった事にしてしまうのでしょう。

皆様のお手元には、心のこもった「良い自転車」が届く事を、願っております・・・。