寒さの影響・・・

寒いですねえ~~。 しかも大雪で・・・

この寒さにより、様々な事に、問題が発生しております。

①Rサスペンションの、スタックダウン。

サスペンションが、縮んだ状態になってしまう現象です。

これが、通常の長さ。上の写真と比べると、違いが一目でわかるでしょ!

ユーザー様は、いつものように乗ったのだが、何か違う・・・???

「あれ~?サスペンションが戻ってこないよ~?どうしよう・・・」となったのだ。

これは、エアーサスペンに良くあるトラブルで、特にこの地域は多いです。

病名は“スタックダウン” 。

通常エアー(空気)が入ってはいけない所に、流れてしまった為、

縮んだままになってしまうのです。(デュアルエアー状態という訳だ)

これは、エアーシール(ゴム製品)が、劣化の痛みや、寒さにより収縮したのが原因。

今まで、数年間メンテナンスをした事がなかったらしい・・・。(理由は様々)

定期的なメンテナンスやチェックをしていれば、防ぐ事が出来るのです。

ぜひ、購入したお店で、相談してみて下さい。

 

②電動自転車のバッテリー

 寒さの為、充電が出来ない・・・性能が発揮されない。

パワーが・・・距離が・・・うう~。

 

③ブレーキが効かない・・・

ワイヤー内部が凍って、ブレーキが動かない。または解除出来ない事件が出ています。

都市部では到底考えられない事ですが、この寒い地域には実際に在る事。

わずかな水分が悪戯をします。どーだ、すげーだろ!(どうでも良い地方自慢・・・)

同じように“凍る”という事では、ブリヂストン社製品のハンドルロックが解除出来ない~

という事も出ています・・・困ったものだ。

 

④OIL式DISCブレーキが効いたままになる・・・。

ブレーキを握ったら、そのまま張り付いたままになった。

製造メーカー様は「考えられない」というけれど、実際にはこれも良くある事。

これも、ピストン部に付着したわずかな水分が原因である・・・。

ピストンを押し戻し、ドライヤーで温めたり、室内温度で動かすと、

直っているから「なんだよ~」である。(軽おこぷんぷん丸・・・かな?)

※(ワイヤー引きDISCブレーキも似たような現象が起きるので注意・・・)

 

⑤お腹回りがプヨプヨになる・・・。店長の(-_-;)

寒さの為、運動不足になる・・・その為、太る。

寒いので、お酒の量が増える、すると食べる・・・また飲む・・・。太る

ローラー台に乗って、トレーニングを開始しようぜっ!

 

明日、2月11日(火)建国記念日 は営業致します。

皆様のご来店を、お待ちしております。

おお~。OH~。

うう~マジ寒い~~。先日は最高気温マイナス1℃

外でアルミ部品を水で洗っていると・・・その瞬間から氷っていきます・・・。

ギョエ~~~\(>_<)/

塗装もしたいけど、寒過ぎて缶スプレーが使えません。うう・・・。

そんな事で、オーバーホールの仕事が、遅れ遅れになってます・・・。(困った)

いや、これは気合で何とかしよう!(だったら最初から気合入れろヨ!)

脳内BGM ”新しい君が好き” byニューキッズオネェザブロック

http://www.youtube.com/watch?v=jK3SBCEapN4

↑クチパクだけど、カッコイイのだ!

 

よ~し!気合が入った所で、立ちあがって作業開始!

脳内BGM♪”いすゞのトラック”  「どこまでも走れ、いすゞのトラック~」

http://www.youtube.com/watch?v=tmx1Qr1qDpE

(心に響く・・・良い詩なのだ。好きだわ~)

そんな事で・・・(どんなことで?)

本来の仕事話にやっと突入~!

オーバーホールするぜ~!うおありゃ~~~

BB部のベアリングです。錆びてますね。触ってみると・・・「♪・ゴリゴリ・・」だ・・・。

外してみると、やっぱりね~。♪ゴリゴリで、♪ゴキゴキだ。

これは”BB30”という規格のものです

剛性が上がり~・・・と、”数字上での性能”は良いのだろうけれど

構造的に、どうしても水が入るのだ。※(私はそう思うが、メーカーは絶対に認めない)

ロードバイクには良いだろうけど、MTBはどうなんだ??洗車機は使っちゃ駄目だな。

でも、まあ、そんな事はどうでも良い。(良いのか?)

ダメになったら、交換すれば良い。「それだけだろ ぬあ」(なぁ。←松山千春風)

金額も大した事無いし、安いものだから、2年に一度は変えちゃいましょう!

そうしましょう~っという事で、ハイ!これは数分で解決!(^_-)-☆

後変速機(Rディレーラ)を固定する部品=”リプレースハンガー”がグラグラです。

あれれ~?ネジが一つありませんよ~。走行中に外れてしまったのかな??

あらら、DISCブレーキのピストンも異常が発見!左側が全く動きません・・・。

パッドが内側のみ変な減り方をしていたので、想像はしていましたが、う~んやっぱりね。

このトラブルというか、症状は、DISCブレーキの構造的、出てしまうものです。

出ない場合もあるけど、・・・まず出ます。そんなもんです。

症状に気が付いたら(出たら)、直せば良いのです。(また、簡単に言うんだから~)

そんな事で、やっぱり定期的なメンテナンスは必要なんです。

見た目は良くても、やっぱりダメ。・・・不安を感じたら、ショップへGO!

お客様は、メンテの”必要性を知っていれば良い”のです。それだけです。

(皆様はライダー。私はメカニック。上手くバランスが取れてるじゃん)

 

この時期、寒いですから、実際には乗る事は少ないのかな?と思います。

早めに、愛機のオーバーホールをして、春に備えましょう~!

 

タカヤマサイクル”情熱のオーバーホール” 随時受付中。

内容:完全バラし、洗浄、グリースアップ、ワイヤー交換。※(消耗品代金別途)

作業内容は、個々に相談させていただきます。お気軽にお尋ね下さいませ。

メンテナンス DTハブ

”DT・SWISS”というブランドのハブ(後回転部)です。

軽くて、シンプルで、凄く良いんだよね~。高級品だ。

で・も・ね・・・。

 やっぱり、メンテナンスが必要です!  時々・・・というか、

頻繁に分解して、グリースアップをする事で、

DT・SWISSの性能は保たれます。

半年以上何もせずに使っているユーザーの皆さん。

急いでショップに持ち込みましょう~。

 構造的には簡単で、このギザギザの中に、

この2枚の部品が入っているだけです・・・

表面のギザギザ形状が、このように噛み合う事で、駆動力を伝えるのだ。

ペダルを止めたり、逆回転すると、噛み合わせが外れるので、

フリー音の「カチカチ♪」と音が出ます。(解るかな?)

その為に、この隙間に”グリース”を塗る事が凄く大事なのですね~。

 

その部品を内側と、外側の両側から、

2本のスプリングで押しているだけという、実にシンプルなものだ。

 (構造の話はここれ終了~)

さて、

”車輪の回転部”と言っても、後ハブには2種類の仕事があります。

1、軸の回転。速度や軽さに影響する場所。

2、フリーボディ(カチカチ♪音のする所) ペダルを止めても自然に回る場所。

※(今回は、この2の場所を、お話ししております。)

カンパニョーロでも、シマノでも、マビックでも、全て同じ!

上級機種になればなるほど、この部分のメンテナンスが必要です。

自分のホイールが、どんな構造になっているのか興味のある方は、

ぜひ、購入店で相談してみて下さい。 ※(購入店である事が大事!)

全国の専門店は、高い知識とスキルを持っていますので、

優しく教えてくれるでしょうし、その方法(メンテのタイミング)を伝えてくれます。

行きつけのショップやメカニックに早速相談だ!

 

ここで、大事なのは・・・

過去にも、何度も何度も言っておりますが、

趣味性の高いものを購入するという事は、

そのような”アフターケア&サービス”も一緒に買うという事です。

いつでも修理やメンテが依頼できる・・・相談できる・・・がセットだという事。

それが、時に有料である場合もあるし、無料である場合もあるし、

ショップとお客様のお付き合いにより、変わる場合もある・・・。

専門店には専門店の考え方もあるし、良くも悪くもプライドもある。

商品を選ぶ時、購入する時、メンテナンスをする時、依頼をする時には、

お店選びも慎重になりたいものです。

 

皆様の自転車のある生活を応援します。

愛の自転車伝道師 タカヤマサイクル店長:高山真

3日後には・・・

またまた、オーバーホールの話です。

かなり旧い、アラヤ:マディフォックスです。

カッコ良いなぁ~~。欲しかったなあ~~。DEORE DXだぜ!良いなぁ~。

 

 おおおお~~~・・・・ (それしか言葉が無い・・・)

  

年式相応の痛み具合です・・・。サビがひどく、手強い修理内容になりそうだ・・・

 

そんな事で、というか、予想通り作業が困難するのだった・・・。

錆びたネジは取れない・・・バーナーで焼きながらコツコツと(いやモンモンモン)

閉店後に、サビ取りを♪ゴシゴシ(・・・地味な作業を数時間費やすのだった)

寒い夜・・・洗浄する水は冷たいし、空気も寒いし、心も冷え冷えだ・・・。

店長脳内BGM ザ・ハングマンEDより”♪あ・れ・か・ら”byヒロスケ

http://www.youtube.com/watch?v=_Zf_bxuZbRk

 

今回、最も気になったのは、フレームの一部が錆びて「ひびが入っている」事・・・。

お客様もかなり心配しておられました。(写真なし)

「でもまあ、最悪は溶接しちゃえばOKさっ!」by店長 (・・・なんて気楽な!)

そこで~お客様と一緒に塗装を剝いでみる~  「おおおお~~~」

うん。全く問題ない!ぜんぜん問題ない!(上記写真)

塗装の表面が痛み、そこに水などが入り込み、表面を錆びさせていただけです。

ただのサビが、ヒビにも見えるから、困っちゃうね~。コンニャロ!

 

そして3日後・・・

 

 やった~!完成~!!

  どーだ!さびや汚れは何処にもないぞ~!イエイ(^。^)y-.。o○

 

サビがひどい場所やパーツなどは、ヤスリで削って、塗装にて対応しました。

消耗品やタイヤも新品に変えて~、気分はゴキゲン、バッチグ~!

回転部分は店長の”必殺スーパーチューン”を施し、クルクル回る~

ここまで来ると、オーバーホールなのか、レストアなのか・・・?う~ん・・・

そんな事はどーでも良いのだ。修理は修理。ランランラン♪

お客様、喜んでくれるかな~?

 

オーバーホール、レストア、お任せ下さい。

思い入れのある自転車。大事にしたいですよね。

ご予算に応じて、作業させていただきます。

まずは、ご相談下さい。

お待ちしております。

 

メンテナンス(ホイール編)

”高価なホイール”だからと言っても、購入して何年も使えば

トラブルは起きるものです・・・。

その前に、メンテナンス&オーバーホールを、しましょう~。

写真は、シマノWH-7801(DURA・ACE)です。

ニードルで指している所は、フリーホイールのツメがあります。

ここに、専用のグリースを定期的に塗る事が必要です。

この場所です!

 

 カンパニョーロ&フルクラムも、同じ構造です。

(同じく、メーカー指定の専用グリースを塗りましょう~)

 

さて・・・

先日、あるユーザー様から

「ホイールのメンテナンスをしてから、動きが悪くなった・・・」

という相談を受けた。

『????????・・・???』である。

結局、電話では解らないので、

ホイールを送っていただき、診断(調べた)した結果、

『なるほど~~~! ハイハイハイ・・・』という内容だった。

結論は、単なる

「締め過ぎによる部品の変形」である。

ホイールは、少し前のシマノ”DURA・ACE” シャフトがアルミの10速仕様だ。

一生懸命メンテナンスをしたのでしょう!グリースもきれいに塗布してありました。

凄く丁寧な仕事です。これはもうプロショップレベルです。(凄い~~!)

ただ、ネジの締め付けが、ちょっと”オーバー・トルク”で

内部のアルミ部品が変形して(縮んで)しまったのです・・・。

具体的に示せば、”フリーホイールを取り付ける場所”で

1mmほど縮んでしまった結果、(棒頭がつぶれて)長さが確保できず、

押されてしまった(緩衝してしまった)という訳だ・・・。

(・・・解るかな? これ以上詳しい事は省きます)

修理としては、本来ならば、メーンパーツ交換するしかないが、

たかが約1mm。(出た出た~た・か・が)

スペーサーを挟んで終了~!

適当な修理・・・といえば、適当だが、理に適っている修理とも言えるでしょ?

※(この修理はユーザー様の”了承済み”で行いました)

 

DURA・ACEと言えば、シマノの最高グレードである。

それなのに、そんなに弱いのか??それじゃ、困る~。

・・・そうですよね~そう考えるのが普通ですよね~。

DURA・ACEは”レーシング機材”です。

制度は素晴らしく、回転部は「なんてドラマチックなっ!」と感動するほどです・・・。

レーシング機材=レースにて勝つ!

その為、

ギリギリまで軽量化を行います。強度もギリギリです。

ですから、ネジ一つ締める事も、ドキドキです・・・。

そういうものです。

安易に、何も知らない人がネジを締めても良い訳ではありません。

素人さんが「DURAがどーのこーの・・・カンパレコードがどーのこーの」

と言うが、(・・・いや、言う事は別に問題は無いが・・・)

そういうデリケートな商品を入手し、使う事はある意味、”覚悟が必要”です。

高価な競技商品は、それなりの”メンテナンス料金”も必要になる。

そういう事を、ご理解下さいませ。

いえいえ、

決して「高い作業料金を取るぞっ!」と言っている訳ではありません。

”メンテナンスの必要性”を感じていただければ、それで良いのです。

ぜひ、お買い上げのショップにて、相談をしてみて下さい。

親身になって、適切なアドバイスを受けられる事でしょう!

 

皆様の、自転車のある生活を応援します。

”愛の自転車伝道師” タカヤマサイクル店長:高山真