アフターサービス

・・・どんな物でも、販売した以上、責任がある。

自転車で言えば、「調子が悪い、壊れた、不具合発生 etc・・・。」

外を走る乗り物だから、転倒や衝撃などで起こるトラブルは、極普通にある為、

常に、敏速で対応する心構えが、ショップとして大切なことなのです。

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ブリヂストンサイクルの最高級通学自転車”アルベルト”

「ペダルを踏み込むと、異音がする・・・」という事で、入庫。

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診断結果、ボトムブラケット(BB)を取り付ける場所に少し問題があり、対応。

ネジ山を修正し、部品を数点取り替え、一晩にて、作業終了~!

朝5時には、ユーザー様の玄関前にお届け出来ました。

通学に支障が出なくて良かった~!

 

さて、これって、誰の責任だろ?

メーカーかな? 販売店かな? お客様の使い方かな?(どれでしょう・・・)

お店としては、メーカーに、その責任を投げたいところだが、

私が対応出来る範囲である以上、ここで終着させるのが、タカヤマ流。

小さな問題を、大きくする事は私の流儀ではありません。

もちろん、メーカーには、その内容(不具合)は伝えるが、対応は限られるし、

そもそも、時間が(日数が)掛かり過ぎるので、困るのだ。

マニアックなスポーツ自転車ならば、お持ちいただく事も、その一つの手段だが、

「通学自転車は、即対応」これが出来てこそ、大事だし、

それが出来るのが、”街の自転車屋”ではないだろうか。

それに、私が、タカヤマサイクルが自信を持って、薦めた自転車です。

薦めた以上、トラブルの処置、対応まで、きちんとさせていただきます。

※(有償無償かは別)

 

タカヤマサイクルは、皆様のパートナーです。

”アフターサービス”を重要視していますから、

安心してお付き合いできるお店です。ぜひ、ご利用下さいませ。

 

愛の自転車伝道師:タカヤマサイクル店長 高山真

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ここからは、上の話の続きです。

 

販売後のユーザー様(お客様)が困っていた場合、当然のように

「お店(販売元)は全力で、その責務を果たさなければならない。」わけです。

手を汚し、ネジを回し、整備する・・・。その顔は険しくなる場合もあります。

簡単な修理もあれば、複雑な内容になる事もある。・・・大小様々。

正直なところ、困ったことになる場合も、ある。しかし、

現物が目の前にある以上、逃げ出したり、投げ出したりしてはいけない・・・。

ユーザー様の為に、自分がやれることをやる。正直に・・・。

 

時には、メーカーに相談し、破損状況から交換をする為の交渉をする事もある。

時には、店主やメカニックが判断し、損をしても無料修理をする事もある。

時には、お客様に対して、「使用の仕方から来る原因」を指摘(注意)する事もある。

小売店は、メーカー(販売会社)の意志を受け継ぎ、販売し、また

その性能を維持するための努力(作業など)をする。

これが、販売店の使命(任務)なのです。

 

そう考えれば、安易に「通販サイトで購入」なんて、常識的には考えられない。

売り手と、直し手が異なり、適当な説明で片付け、責任は、また別の誰かに振り・・・。

いや、「そういうものが普通である。」とも言われてもいるが、私は納得できない。

通販サイトでは、この仕組みを、安心だと言っている・・・。

もちろん、この仕組みだって、「良く作ったものだ。」と感心するし、

通販をする責任として出来る、「アフターサービス」は、これしかないだろう・・・。

昨今、顔見知りのお店より、安く簡単に入手できる方が良いという意見も多い。

それはそれで、お客様が選択する事であり、時代の流れでもあるし、

ここは認めざる得ないが、

出来る事であれば、画面から購入するのではなく、”あの人”から、購入をしたい。

自転車に限らず、全ての物において、その気持ちが大切だと思うのですが、

皆様は、どう思われますか?

ママチャリだって!

ママチャリ(一般車)だって、チューンナップ!

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一般車に付いている、”3段変速機”、これをお客様の好みにチューニング!

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スポーツ用自転車に付いている、多段型ギヤをお使いの方なら、

すぐにご理解出来るでしょうが、この歯数(とがった場所の数)の1枚、2枚が、

走りに(足に)ガツンと効きますよね~。一般車でも同じ事なのです。

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小さなギヤに換装!(14T)これで、スピードが出せる!

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大きなギヤに換装~!(18T)これで、坂道もラクラクに走れるぞ~!

 

当たり前だが、3段変速機は、3段しかないのである

この3段を、どのように使うのか?そして活かすのか?

これが、提案するチューンナップの、意味だ!

 

坂道(登り坂)が多いのであれば、軽めの設定が良いだろうし、

平地しかないとか、下半身にパワーのある方ならば、重めの設定も良いだろう。

乗る方(使う人)により、ギヤの大きさを交換する事が、大切なのです。

 

当店では、お客様の希望により、新車のお買い上げ時(納車時)に、

このギヤを交換する事を提案しており、大変喜ばれております!

特に、年齢の高い方や、住まいが坂の上だったりする方には大好評です。

他にも、

ハンドルの幅を切る事。ギヤを変える事。ブレーキのバネを弱くする事・・・

などなど、使い手の体形や条件により、チューンナップをします。

販売店としては、ものすごく手間は掛かるが、全てはユーザー様の為です。

「店はお客様の為にある。」のだから、私は惜しみなく時間をかけます!

100万円の高級スポーツバイクでも、3万円の一般車でも、補助付きの子供車でも、

最大の能力を引き出します。

皆様も、現在お使いの一般車で、ご不満がありましたら、ご相談下さいませ。

 

タカヤマサイクルは、スポーツ自転車(競技用)の専門店ではありませんが、

”自転車の専門店”です。修理においては、”総合病院的”な位置であると思っています。

お困りの事がございましたら、ご相談下さいませ。

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「メールのお返事が出来ません・・・」(>_<)

 

メールにて、お問い合わせをいただいた時、出来る限り早い回答を差し上げておりますが、

時々、当店からのメールが、届かない場合があるようです。

基本的に、そのまま(Re)でお返しておりますが、とにかく、お返事が出来ません。

特に、携帯電話からの問い合わせの場合は、設定上、受け取れない場合があるようです。

さらに、時々、PCからPCへも、送れない事もあります・・・。

皆様が勇気をもって、「問い合わせ」いただきました内容には、

全力でお応えしたいと思っておりますが、

エラーで送れない場合と、

送ったけど届いてない場合・・・もあり、非常に残念です。

大変申し訳ございませんが、3日以上返事が無かった場合は、

再度、お電話にて、お問い合わせ下さいませ。

よろしくお願い致します。

 

タカヤマサイクル 店長:高山真

 

ああ~もう!

最近・・・疲れが抜けません。指のケンショーエンも治りません。

脚の筋肉は・・・うぅ~無くなりました・・・。どうしよう。(>_<)

などと、どーでもいい愚痴から、入るのであった。

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旧い自転車のオーバーホール中の珍事です。

ハブ(車軸の部品)分解してみると、粉がポロポロと出てきました。

すごい細かい粉です。

これは、”サンドブラスト”した時に侵入したものでしょうか?

(サンドブラスト=砂のような細かい粉を吹きつけ、サビなどを取る事)

ユーザー様はサビを取る為に(磨く為に?)これをやったのでしょうけど、

自転車全部に、この粉が付いていて、大変な状態でした。

同じような事(似たような事)で言えば、洗車時も注意しましょう!

高圧洗浄は、回転部などに、水が侵入し易いです。

皆様、気を付けましょうね。

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旧いといえば、古くなったブレーキオイルです。(オイルが透明だ)

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交換後です。色が全く違いますね~。(写真はシマノのミネラルオイル)

交換する事で、どのくらいの性能が変わるのか?

そりゃあ~もう、最高にブレーキタッチが良くなった気分がしますよ~!

(気持ちの問題だけかな?  そんな事はない。性能もアップしたはずだ!)

オイルの種類(フルード)により、交換時期は異なりますが、

2~3年に一度は換えたいものですね。

 

更新が遅れ遅れで、申し訳ございません。((+_+))

新製品やお薦め品も、沢山ありますので、追って情報提供をして参ります。

そうそう、

タイトルの「ああ~もう!」ですが、

ブログの更新が遅れ遅れになっている状態を言っています。

全ては私の能力不足なのですけど・・・ごめんなさい。

よろしくお願い致します。

 

大好評~!情熱のオーバーホール。お陰さまで「満員御礼」です。

作業待ちの台数が増えている状態ですが、

お約束に日までには必ず仕上げます!大丈夫。お任せ下さい。(^。^)y-

また、他店で断られたり、期日までに仕上げて欲しいなど、お困りの時は、

ぜひ、お声をかけて下さい。随時受付中~!

「全てはお客様の為に!」の誠心で、作業しております。

どうぞ、ご利用下さいませ。  店長 <m(__)m>

相性

 

「ブレーキの効きが悪いのですが・・・」と相談を受けた。

なんでも、

「きちんと動くけど、止まらないらしい・・・」のだ???

購入店(窓口)で相談したけど、解らない?・・・という事で、

当店に持ち込まれた訳です。

そんな事で、早速点検・・・。「ほぉ~ほぉ~」 診断結果(結論)は、

「部品の相性が悪くて、本来の性能が出せていない。」

そ・れ・だ・け である。(・・・それだけって、また簡単に言うんだから~)

 

こんな事(話)をすると、

「はあ~?相性。何ですか、それは?」と思う方が多いのではないでしょうか。

そもそも、

自転車メーカーが作った物が、

「そんな相性の悪い部品を選んで使っているなんて、普通は考えられないよっ!」

・・・そうですよね。考えられませんよね。ふつーは・・・。だって、

ブレーキ(レバー)は、握れば止まるのが”普通”です。

でも、止まらない=効かない物が、残念ながら、たくさん出回っています。

購入窓口により、”お粗末な物”を入手してしまう事もあるのでお気をつけ下さい。

 

「ブレーキ」は、

①レバー②ワイヤー③本体(車輪を止める装置)の3つの部品で出来ています。

この3つのうち、

1つでも不具合があれば、

本来の制動力は、発揮されません。

また、上記(今回)のように、

部品の組み合わせ(相性)が悪くても、ダメなのです。(ここ大事!)

 

 (解説しましょう。)

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ノギスで計っている距離(長さ)に注目!

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上の写真2枚を比べると、その距離(長さ)の違いが解ります。

同じ力でレバーを握っても、ワイヤーを引く量とパワーが異なるため、

車輪を止める装置には、力が伝わらず、結果は”効かない”という訳なのだ。

(逆の場合は効き過ぎて、危険を伴う場合もある。これは、要注意!)

そんな事で、

今回のブレーキが効かない原因は、このレバー部の相性の悪さ”が引き起こしたものでした。

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またユーザー様自身で、カスタムしたり、修理(交換)をしたりする事もあるでしょう。

情報が飛び交う時代とはいえ、なかなか、

部品の「相性」や「適合性」を理解している人は少ないはずです。

ご自身で作業される場合は、ご注意下さい。

 

いえいえ、けっして”DIY”を否定している訳ではありません。

自ら工具を持ち作業をする事は、純粋に楽しいです。!(^^)!

どんどん修復されたり、変化していく過程は嬉しいですからね。

愛車に情熱を注ぐ。その自身の作業が、ステキな時間に変われば、それが最高だ。

愉しく(楽しく)やって行きましょう~。

 

時には、修理しているはずが、結果的には壊してしまう事もあるでしょう~。

時には、解らなくなって、元に戻せなくなる事もあるでしょう~。

「・・・問題無いね!うん・・・全く問題ない。」

誰だって(プロだって)、ネジの5つや6つ壊した事があるだろうし、

そうやって、覚えて行くものですよ。(^J^)

もしも困ったら、あなたのメカニック(購入店)へ持ち込めば良いのだっ!

どんどんやってみようぜ! (^_-)-☆

※(作業には、知識は必要です。安易に触る事を推奨している訳ではありません)

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朝が、明るさを取り戻して来ました。春を感じますね。(ちょっぴりだけど)

さあ!今日も元気に、はりきって参りましょう!

春に向かって・2

長野県は、まだ春遠いと感じる毎日ですが、確実に”その時”はやって来ます。

 

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雪や曇りの朝は、空を見上げても、気が滅入る事が多いですが

晴れた朝の空を見ると、春の気配を垣間見る事が出来ます。一緒に”元気”も出てきます。

暖かい春・・・待ち遠しいですね。

そろそろ準備を始めて参りましょう~!

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春に向かっての準備、それは、”マシンの整備”から!

オーバーホールをして、リフレッシュ!

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節部の蓋を外すと・・・「あちゃちゃ~」 粉が噴いてますよ・・・(何だろう。これ?)

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反対側の蓋を外すと、シールも一緒に落ちました・・。(普通は、取れません)

あれれ??? ベアリング(球)が1個少ない(無い)ですよお。どーしたんだ?

「いいんです!だから、メンテナンスをするんです!」

”不具合発見” ~ ”修復完了” ~ ”完璧になったバイク” ~ 野山へGOー!

ライダーは走る事を全力で楽しめば良いのだ。

 

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「うおりゃあ~~~!、次、行ってみよう~!」 (ただ叫ぶ店長でした)

 

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ヘッド部分(ハンドルの下)は、本当に錆びている人が多い・・・。

MTBの場合、土も同時に侵入している事もある。

やはり、定期的なメンテナンスは必要ですなあ~。

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BBは、「♪ゴリ・ゴリ・・・」 ベアリングは錆びて、回りません・・・要交換だ。

 

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またまた、自転車が変わって~~~ロードバイクのオーバーホールです。

BB部品を外した時に感じた違和感・・・。(隙間がハッキリ見える現象だ)

いつものように、”フェイシング作”業で平行(精度)を出す。

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ビュンビュン削って~~確認して~~それを繰り返す事数回。

写真(作業途中です。) 解りますか?良く見て下さい。左部には塗装が残っていますよ。

実はこれ、2mm以上削ったところです。それでもまだ塗装が残るって・・・。

そこで、またまた作業を繰り返すのであった・・・。(地味な作業でモンモンモン)

まあ、良い!ここで完璧になった訳だから、・・・それでいい。

さて、

今回の作業で、左右で合計3mmほど削りました。

その結果、シェル幅は短くなってしまったのだ。(あ~あ、どーするの?)

この作業は、”何でも削れば良い”という訳ではありません。

当然、削り過ぎれば、問題も発生します・・・。

その為、メカニックは慎重に削る訳です。

この自転車、カタログ上は”68シェル幅”のでしたが、

実車(実寸)では70mm以上在りました。だからこそガンガン削れた訳ですね。

その辺りの細かいところは、メカニック(作業者)により判断が異なるし、

平行出しは大切だが、削る事を良し(善し)としない場合もある。

私も判断に悩む事も多々あります・・・。

その時は、その時に行う必殺技もあるので、ご安心ください。

この辺りの事、不安をお持ちの皆様は、購入店にて相談してみてはいかがだろうか?

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サスペンションの点検も、やっぱり大事。

旧型になると、やはり、修理不可能という事もある・・・。

使い続けたいお気持ちは、良~く解るが、ユーザー様にその旨をお伝えする事も、

販売店の仕事です・・・。

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毎度毎度、同じ事を言っておりますが、

私は”メカニック”。ユーザー様は”ライダー”。

不具合を発見し、修復する。

自転車(機械)の持つ能力を、最大に引き出す。それが私(メカニック)。

そして、

”安全で快適な自転車”で、純粋に走る事だけを楽しむ。それが皆さん。

お困りの事がございましたら、ご相談下さいませ。

 

春に向かって、準備をして参りましょう。

タカヤマサイクルの、情熱のオーバーホール。

随時、受け付け中です。ぜひ、ご利用下さいませ。