ここに、まっ白な雪が積もって、飾りを付けたら何になる?
”もみの木”がいっぱいです。
クリスマスツリーを想像してしまう店長でした・・・。
少しは涼しくなったかな?(笑)
長野県岡谷市タカヤマサイクル 自転車の販売から修理・メンテナンス、カスタムなどお任せ下さい。
突然ですが・・・
私(店長)が、どーしても気になる自転車(フレーム)がある。
こ・れ・だ
ピナレロ:ドグマXC 29インチMTB
ピナレロと言えば、ロードレーサーでは、世界のTOPに君臨しているスーパーブランド。
イタリアを代表する老舗の”ロードレーサー・メーカー”だと私は思っている。
いや、老舗というより、憧れのブランドである・・・と言った方が良いかもしれない。
いつかは”ドグマ”・・・の言葉が、すでに成立している現在である・・・。
(と思っている)
そのブランド=ピナレロ社が、今年(正しくは昨年)、
マウンテンバイクの世界に参入(参戦)して来た。
その第一球(一刀目)となるマシンが、”ドグマXC29=MTB”であるのだ。
その話を聞いた時、「おいおい・・・MTBをマジにやるのか?
後出しジャンケンは、勝たなければ意味がないけど、ドグマXCは大丈夫なのか??」
と第一印象で思った(感じた)私(店長)でした。が・・・、
なんと今も、気になって気になって仕方がないのである。(惚れたか?)
アシンメトリック(左右非対称)という、ピナレロ独自の考え方が、
このMTBバイクにも反映される。
ピナレロの名称で”PINAFIT=ピナフィット”といい、
様々なアイデアを投入させたスペシャルなバイク(フレーム)なのです。
その一つに、”アシンメトリック・ツインアーム” (いう名称)は、
シートステーを切り離すことで、振動吸収性能を高める方法を採っている・・・。
この説明は、「理屈」っぽくなってしまうので、ここでは省くが、
その理論は”実に素晴らしい~!”と感動すら覚えるほどだ・・・。
↑これは”フォークストッパー”という名称の部品で、
サスペンションの肩がフレームに緩衝する事を避け・・・というか、
当る事が前提な設計のドグマXCならではの、バンパー(衝撃吸収装置)である。
ここも、理屈っぽくなるので説明は避けるが、
知れば知るほど
首を縦に何度も振るほどの、説得力があるのです。
先日、ピナレロ社の展示会に行ってきた。
一瞬で解るピナレロバイクのデザイン(ONDA)は相変わらず美しい~。
”超高度な技術により生まれた完成形”のフレームは、
レースバイクの頂点を目指すブランドなのだと納得させられた。
ただ、「何がどう凄いのか?」というか、
「それをどのように生かして乗るのか?」
などと素人っぽく感じてしまい、消化不良になった店長でした。
(いや、それなりに凄いのだが、ドキドキ感が少なかったのは、なぜだろうか・・?)
そんな中でも、「うおおおお~~~!」と感じたのが、このドグマXC29。
このMTBはやはり良いのだ!!
欲しくなってしまった。マジに欲しい・・・。どうしようか?
個人的に、買っちゃおうかな~!?
BBハイトも低い。※(ここポイント!)
こんなの出して、ピナレロはマジなのか?それとも話題性だけなのか??
そんな事どーでも良い・・・。
ピナレロ社の考える(思う)「尖がり具合」が、カッコイイ~~。
それだけで十分だ。うん\(^o^)/
という事で、
気になるバイク”ドグマXC29”でした。
http://www.riogrande.co.jp/pinarello_opera/pinarello2013/dogma_xc.php
ドグマXC フレーム&フォークセット
金額 479000円 ※(2014年価格)
イタリアの自転車パーツメーカー”カンパニョーロ”社が80周年を迎えます。
その記念として、アニバーサリーコンポを発売。(只今、受注受付中!)
(受注〆切が迫っています。※7月20日まで)
化粧箱に入ったスペシャルな”スーパーレコード”で所々に80周年の赤文字が入っている。
価格は415800円である 。
シリアルナンバーが入っていて、所有する気持ち良さも大きく感じる事が出来る。
42万円という金額は、確かに高価ではあるが、
もしも、買えるのであれば、手元に残したいコンポセットである・・・。
カーボンパーツを惜しみなく使った、メカニカルコンポの最高級品を持つのは
気持ちが良い。
化粧箱のまま、所有しておくのも良いが、思い切って、使ってみるのも良いだろう。
いっそのこと、特殊なフレームをオーダーして、
自転車として完成させる事が良いかもしれない。
「俺が○○歳の時、無理して買ったんだよなあ~」とか、
「いつかはカンパニョーロ・・・そう思ってあの時買ったんだけど、良かったよ・・・」
な~んて、深いおじさんになったら、静かに語ってみたいものだ。
アニバーサリーモデルを使うなんて、その物(コンポ)の価値が下がる?
という人もいるが、「使ってこその部品」という考え方もある。
少なくとも私は、そういう人です。80周年を自慢して使いたいのだ。
これからは、電子式ギヤチェンジしステム”EPS”が主流になる事は間違いない。
一度でも使った人ならば、気持ちは”メカニカルに戻る事”は無いだろう~。
デジタルな動きは、何の文句を付ける所は無い。これは全員が思う事だ・・。
ただ、「電子式が嫌い」とか、「やっぱりアナログでしょう~!」とか、
様々な理由を付けて、デジタルを認めたくない人も多い事は知っている。
いや、認めていない訳ではないが、
時代を越えて所有できるのは、アナログである・・・と本能的に思う人も居るし、
それも、一つの正しい選択だと、私も考えます。
デジタルが出てきている今だからこそ
メカニカルコンポ最上級の”スーパーレコード80周年記念モデル”の価値が
高いのである。
20年後には、カンパニョーロ社から、”100周年記念モデル”が出るでしょう。
その時もまだ、あなたの手元に80周年記念モデルを持っていて、
しかも使っているのであれば、「歴史を確認した」というボーナスが付いてくる。
こんな話は、一部のマニアしか解らないかもしれないが、
何だか良い物語ではないだろうか・・・。
カンパニョーロ80周年記念コンポ 注文受付中~。
※詳しくはお問い合わせ下さいませ
先日もお話ししましたが、ロードレーサーの、Fディレーラーの取り付け部分に、
すごく敏感(神経質)な店長です。
数年前ですが、こんな改造をした事があります・・・。
やはり、「フロントギヤが変速し難い」という不具合から、”改造”をした。
かなり、強引な改造であったが、今思えば、
「先見の目」があったのか?と、我ながら思うほどです。
タカヤマサイクル(店長)本人は、当時「ネジを使っ支え柱」と勝手に名付けた。
個人的には、画期的なアイデアだと自賛したが、
”Fメカに穴をあけ、ネジ山を作る”という、強引な改造というリスクの大きさから、
気心知れている数名(数台)しか、施していない・・・。
解りますか?? 「横ネジ」がポイントです。
別の角度から見ると、こんな感じです。
”フラッシュ”を焚いて撮ってみました。 ↑
ネジがフレームに当っているのが解りますか??
実はこれ、
現行の”DURA-ACE”や”新型アルテグラ”に採用されている方法と同じように
ネジをフレームに押し当てているのである。(サポートボルト=シマノ名称)
数年前に、シマノさんが、これを発表された時に、
「おお~俺のやり方と同じじゃん!俺の理論は正しかったのだ~!」と、
その時はマジに思ったのでした。(自慢)\(^o^)/
ただし、私の施した改造の場合
”完成した製品”に穴を空ける以上、強度は間違いなく落ちている・・・
だが、
メーカー(シマノさん)が作れば、その事を前提に設計し作るので、安全。
この違いは、大きく、頭を抱える事になるほどだが、
理論的には正しかったのだ。(・・・無理やりだが、そういう事にしておこう)
このアイデアは、シマノの開発者が先か、高山(店長)が先か?どちらだろうか??
(・・・そんな事どっちでも良いのだ。うん。
開発と生産はメーカーであり、アイデアと改造はお店だからね (^_-)-☆)
上の写真は昨日、オーバーホール仕立て後 に撮影したものです。
(ボルトを交換し、奇麗な状態で撮影しました)
今回はネジがフレームに当る場所には、現在販売されている
シマノ純正のサポーターを張り付けました。
(以前は、ネジの先端に金属製の丸キャップをしたのだが、
そのままフレームに当っており、僅かだがキズが付いてしまいました。
(当時はキズが、どーこーより、動きを抑える事に夢中だったのだ)(-_-;)
ここも、メーカーとショップレベルの違いだ。
さらに、
こんな改造もした事がある。(※写真なし・・・)
ネジが当る部分が、フレームではなく、直付け台座(金属)であるならば
その部に真っ直ぐネジ山を作ることで、絶対的に動きを制御したこともある・・・。
ネジ山による動き止め効果があるので、もっと固定力が上がり、
シフトアップ&ダウンの性能も大きく良くなった事を憶えている!
ただし、Fディレーラーの性能により、その結果は大きく異なる事も解った。
ディレーラー本体のねじれ ※(グレードにより異なる)が
性能差として、悪い意味で”突起”してしまうのだ・・・。
逆に言えば、
これほど、大きな効果である”ネジを使っ支え柱”性能であるとも言えた。
しか~し、
この改造は、フレームに穴をあける事になるので、全く良い事ではない。
その為、過去に一度、それも自分のバイク以外にはやった事が無い・・・。
そう!お客様の物には、これは絶対に出来ない!
破損、消耗などで、Fメカを交換したり、ギヤを交換した時点で、
二度と使えない「ネジ穴=無駄な穴」になるからだ・・・。
もちろん、強度不足からのフレーム破損も考えられる・・・。
さて、
※ここまでが前置きです。(・・・いつもだが、長い~)
このように、穴をあけたり、削ったりのの改造は、それなりに面白いが
それを施した時点で、メーカーの保証は受けられません。
つまり、リスクが大きいのです
Fディレーラーに穴を空けて、強度は大丈夫なのか?と聞かれても
「さあ~?」である。・・・こんな、改造をしては見たが、
結局は、
現行のメーカー部品を購入し使用する事が賢いのである。
安全で、発展性もあり、安価であるし、何より、安心だ!
結局、
ショップのレベル程度では、
その場しのぎの仕事になってしまう・・・。
それでも、改造が楽しいし、リスクを背負ってまでも、
絶対的な性能を手に入れたい人は、関係無くやるだろう・・・。
昔話になってしまうが、MTBダウンヒルのブームであった時、
毎月行われていた”岩岳のシリーズ戦”に参加する人の自転車には、
アイデアだけで作った「自作パーツ」が沢山見られた。(付いていた)
どう考えても、強度不足だよな・・?という物もあったし、
「完成度の高い、画期的なパーツを自作している人も居たし、
逆に「こりゃ危ねえなあ~」という物もあった・・・。
それらのパーツによる事故やトラブルが、どのくらい在ったかどうかは、
解らないが、世界中で皆が同じ事をやっていた、良い時期であったと言える。
ライディング・テクニックなんかより、マシンの性能アップに燃えていた時代。
実に面白かったし、そういう”創世記”があったからこそ、
今の完成されたMTB(DHバイク)があるのだと思う。
改造は楽しいのです。だから、やるのです。
ここで「責任はだれが取るのか?」という話になる場合もある。
これも、 「さあ~?」である。
ショップで改造した場合、もちろん、そのショップの店主や店長であり
そのメカニックにあるのだろうが、
「改造」するというのは、ユーザー様も一緒に責任を持つ事で、
楽しくなるものだと、私は考えている・・・。
責任は、誰かに”擦り付けるもの”ではないし、責任から”逃げる”訳でもない。
カスタムや、改造は、楽しむ為の、一つの手段だと私は思う・・・。
皆様は、どのようにお考えになりますか?
タカヤマサイクルは、そのお手伝いをさせていただいております・・・。