水~

先日、「サスペンションに入った水」のお話しをしましたが、

フレームの中にも入ってしまう事も沢山あります。

ボトムブラケット部分を外すと、ドバドバ~っと出て来る事があります。

マウンテンバイクに多く見られ、ダウンヒルバイクが特に多いですね。

これは、洗車の回数が多い事と、”高圧洗浄機”などで、

隙間から入ってしまうからでしょう。

もっとも低い場所がこの部分ですから、水が集まり易い訳ですね。

ハンドル回り(ヘッド部)や、ビボット(関節部)にも、水の入った気配を感じました。

サスペンション内部にも、当然入り込むことはあるのだ。

やはり、定期的なオーバーホールは大事だと考えます。

 

 

「洗車をしなければ良い・・・」 という人もいる・・・、

確かに金属だし、ベアリングや各部品などの事を考えると、

やめた方が良いに決まっている・・・。

しかしだ、ドロドロになった物をふき取るのはメンドーだし大変だ。

だから奇麗にする為に洗車をする。

店長は、洗車します。ホースでジャージャー洗います。

洗い方のコツもあるが、

皆さんの場合はあまり深く考えずに

まずはとにかく、表面だけ奇麗にできれば良いのです。

 

私達ショップ(メカニック)は、自転車を見れば、

「この人はどんな扱い方をしてるかな?」は解ります。

水洗いを頻繁にしている人ならば、それに対応した作業をします。

最近の自転車は(価格に比例して)、水に強い部品も使っていますから、

安心して、洗車して下さい。(汚いのは、嫌だものね!)

でも、シーズンオフになったら、即行でショップに持ち込み、

「錆びる前」に OHをしてもらいましょう。

水浸しのベアリングだって、油の中に一晩浸けて置けば、

水による被害は帳消しになるし、交換しなくてもOKになる(場合もある)

 

春になって、

「これから乗り出すからオーバーホールをして下さい!」と依頼を受けるが

これの方が、大問題なのだ・・・

季節を越えた自転車は本当に困る・・・。

各ベアリングは錆びて動かない。ネジ類も固着し、回らない・・・。

結果、修理代金が高価になる・・・。(うう)

 

今は自転車のハイシーズン!どんどん乗って、ガンガン洗って、わっはは!

大丈夫。だいじょうぶ。

秋(OFF)になったら、行きつけのショップへ持ち込もう~!

 

★  皆さんは、ライダーです。

★★ 私達は、メカニックであり、アドバイザーです。

それだけだ。(^_-)-☆  安心して乗って下さいね。

 

 

山道は、楽しいのだっ!

”マウンテンバイク”が楽しくて、楽しくて、仕方がありません。

この気持ち(思い)をどうしたら皆様に感じて、もらえるだろうか・・・?

山道の凸凹って、純粋に”愉快”なんですよ~~。

練習とか、トレーニングとか、そういう”苦しい気持ち”を持つ事は最近は、無い・・・。

Q:「何の為に乗るのか?」

AN:「乗りたいからっ!」 

 

でも、無理やり理由を付けるのならば、

「気持ちが良い・・・」とか語るんだろうが、いや、やはり違う!

乗りたいから乗るだけだ。

取って付けた理由など、必要無い。

(理由を付け始めると、ツマラナクなるからね・・・。)

体が勝手に動くのならば、それで良いのだ。\(^o^)/

 

雨上がりの朝は、ステキな香りがする・・・。

山の木が、香るのだ!!  僕は、木の匂いが、大・大好きです!

 

「おやおやっ!?」 道に、何かありますよ!?

 

キノコだっ!!

そんな小さな事でも、楽しく思えるから、不思議です。

 

太陽ビーム(朝陽)の眩しさとか、

動物の突然の出現とか、

山の匂いとか、

とにかく、山道は楽しいのだ!

もしも、それを自分の大切な人に伝えられたら、どんなに素敵な事だろうか?

・・・いやいや、そんな付加価値など求める必要は無い。

自身が楽しければ、それで良いのである・・・。うん。

他人と競争はしない。速いか遅いかなんて、どーでも良い。

誰かに比べて、上手に走ろうなんて考えない。

ペダルを踏んで、走る。ライバルは、自分と大地だけ!そこが楽しいのだ。

体力が無ければ、自転車から降りて押せば良い! ぜんぜん構わない。

山道を楽しく愉快に、走ってみませんか?

 

来週は、シマノ・バイカーズフェスティバル(富士見パノラマ)が開催される。

http://www.shimano-event.jp/13bikers/

MTBの祭典だ!

試乗車もあるらしいから、いっぱい乗ってみたいと思っている。

大会だから、競争する人も多いが、”店長は参加する事”に意味を求めている。

いつも最後尾スタートだし、結果も下の下だが、全く気にしていない。

速い人にどんどん抜かれて、”周回遅れが普通”の店長です・・・。

それで良いと考えているし、

皆様にも、その気楽さを楽しんでもらいたいと思っている。

でも、集中して走りましょうね。怪我をしたら問題だからさ。

あ~いまから楽しみだ~!

 

★ 臨時休業のお知らせ

7月27(土)28(日)、大会参加の為、休業いたします。

 

 

問題のサスペンション。

ビアンキが・・・・サスペンションの問題で・・・。

※(知っている人は知っている、モンダイです)

それが、このモデルです。(同型)

サスペンション・フォークです。

分解を始めると・・・汚い水がドバドバ~~~。

 

どれだけ水が出て来るんだよ~!(想像以上に驚く店長であった・・・)

 

水は一度、捨てて、さらに分解をすると~~~ まだまだ内部から水が出てきます・・・。

よくもまあ、これだけの水を貯め込んでましたね! と、褒めてしまいたくなるほどだ。

 

構造的に、雨水が溜まる事は良く理解できる。(良いか?悪いか?は別として)

「そうか、溜まるのならば、時々出してあげれば良いだけの事だ。

水で錆びてしまうから、油とグリースも、足してあげましょう~。」

私に言わせれば、

「ただ、それだけの事だ」。

 

それが、大問題になった理由は、メンテナンスをしていなかったユーザーの責任だ。

「責任」というと、とても大きな何かを感じるが、

信頼できるショップで購入し、相談や修理、メンテを依頼する事。

特に、大袈裟な事でもなんでもない。うん、それだけなのである。

ぜひ、購入したショップで、相談してみて下さい。

 

ユーザーの責任は、ショップ選びと、購入後のメンテナンスを依頼する事。

ショップの責任は、きちんとした商品を販売し、技術を惜しみなく使う事。

 

皆様は、どうお考えになりますか?

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・・・・・ ちょと良い話 ・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

昨日、新聞のコラム記事を読んでいたら、

「ほぉ~!」と素直に受ける文章が掲載されていた。(以下その文章・・・

 以前、小欄で「お陰様」の気持ちが薄れる心配を書いたところ、共感の声を多くいただいた。社会に対して問題意識を持つ人が少なからずいて頼もしい▼周囲が危機感を抱いても、どうにもできないのが男女の縁。少子化対策で行政や人生経験豊かな先輩方が知恵を絞っても、「近頃の女性は強いから」「いや草しか食わぬ男では…」と、堂々めぐりで特効薬が見つからない▼そこで各地で開く婚活パーティーは、異性と接する機会の少ない人にとって有り難い。成婚実績も挙がっており、参加して異性へ積極的になれたと喜びと自信の声も聞く。ただ生涯の伴侶探しとあれば互いへの評価は辛い。頭頂からつま先まで採点されていると思えば小心者は身が縮む。パーティーでキメられない人への救済策も必要か▼もっと自然体で、という人に辰野町で今月28日に開くイベントはどうか。駆除に手を焼く外来植物アレチウリでハンカチを染め、地域の人に買ってもらって駆除の意欲と、人の輪を広げる初めての活動。繁殖の猛威を逆手に取って婚活まで狙う▼頑強なツルを相手に、飾らぬどころか頬かぶり姿でのサバイバル。人となりはむしろ、そんな状況でこそよく分かろう。万が一、伴侶に恵まれずとも社会貢献の満足と、苦労を共にした戦友は得られる。もちろん既婚者も子どもも参加して、まずは赤い糸より、ツルをたぐって気軽なお付き合いから。

 

いかがだろうか?

”異性とのお付き合い”の入り口?はともかく、

「誰かと一緒に汗をかく」のはステキな事だ。

(ある目的の為に、黙々と働き、額に汗をかく姿を見せる事は

ひとつの”惚れ薬”かもしれない・・・。どうかな?)

どんなに表面的にカッコつけても、「人の匂いを感じる事」は出来ないが、

こういう時の働き具合が機敏な人は、それだけで魅力的だ。

”恥ずかしがり屋の草食系男子”とか、勝手な流行り言葉に振り回されず、

”額の汗を男の勲章”として、堂々と見せているのも、

またカッコ良いじゃないか!

このイベントに参加するとか、しないとかは別だが、

誰かと一緒に・・・いや、心を通じ合える(合えた)人と、

一つの行動を元に額に汗をかくのは、それだけで人生の宝物を掴んだ気分だろう。

少なくとも、私はそう思う男です。

草食系だ!?ハン(笑) 勝手に言ってろ!

誰か一人でも、カッコイイと思ってくれる人が居るなら、認めてくれるのであれば

それで十分!

その世界で、もっとカッコ良くなろうぜ。そして、

自分に自信を持って、汗をかいて行こうぜっ!

一緒に”臭い汗”をかいていきましょう!

 

ドグマXC インプレッション

改めて、ピナレロMTB ”ドグマXC”のインプレッションをします。

まず、平地での加速と巡行速度ですが、

間違いなく26インチより高速化しています。

同じ脚力で踏んでも、4km/hは速いです。(比較=ストーク・オーガニック)

29インチは「一踏み(一漕ぎ)めが重い・・・」と言われていますが、

ぜんぜん気になりません。いや、逆に軽いっ!少なくともドグマは軽いです。

おそらく、軽量カーボンフレームである”という事と、バックがしなり、

踏み込みの軽さと、加速に繋がっているのだと思われます。

タイヤのパターンも当然、それに貢献しているかもしれません・・・。

実際に、オフロードに入ってみると~(横川山・林道下っ子線)

10%くらいの坂道では、残念ながら「軽さがうんぬん・・・」は良く解らない。

ただ、轍や石がごろごろしているような荒れた場所でも、何も問題なく走破していた事に、

後になって気が付いたくらい、「安定」しているのだ。

大きな感動が無いくらい、「ふつー」に走れてしまう事が凄いと言えば、良いだろうか?

 

続く17%の登り坂でも、一定した速度でぺダリング出来る事が出来た。

この坂道は、砂利がごろごろしていて、普段から後輪のグリップを失う事が多いが

ドグマは、なんとタイヤを一度もスリップさせる事無く、登りきったのだ・・・。

 

先ほど、タイヤのパターンの話をしたが、このドグマに装着しているタイヤは、

コンチネンタル社の”レースキング”という物。固く締まった赤土には、抜群の相性を持ち、

走行時の軽さは、 群を抜くスーパータイヤなのだが・・・・。

実は、このタイヤを以前、自分のバイク(ストーク)に装着したことがある。

私の走る横川山は、整備された砂利道がほとんどであり、

このタイヤパターンは砂利には全くグリップせず、

相性が悪くて即行で交換したほど、個人的には気に入らないタイヤだ・・・。

ストークは26インチではあるが、後サスペンション付きのため、

タイヤを押さえつける力が高く、地面にパワーを伝える能力(トラクション)もある。

しかし・・・それなのに、グリップしなかったのだ。

それと同じパターンのタイヤを装着したドグマXC29は、”タイヤ径”こそ違う物の

スリップせずに走破出来た事は、Rサス以上に伝達能力が高いという事だろう。

恐るべし、大型ホイール29インチ&ピナフィット・カーボンフレームだ。

ピナレロの大きな特徴、”アシンメトリック・ツインアーム”です。

 

その後、最大の難所「激坂&ガレガレの大きな石ごろごろエリア」を走行・・・。(斜度19%)

ここでも、ドグマの能力の高さに驚かせられた。

浮石ごろごろしているのに、リズミカルに登って行けたのだ・・・。

また、ハンドルもフラフラしない事も凄い!!

このくらいの急斜面だと、上手く乗れない事が普通。しかし、乗れてしまうから不思議だ。

 

下り坂ではどーか?というと・・・。

りジットバイクにありがちな、”跳ね”はない。

衝撃の吸収能力は、かなり高いレベルだ。というか、

リジットバイクでここまで跳ねないバイクを私は知らない。

さすがピナフィットカーボンフレーム。

やはりすごいぞ!”ドグマXC29”

皆様もぜひ、この感触をこの機会に味わって下さいませ。

 

下り坂ではストーク(前後サス付き)の方が、バツグンに安定している。

これは当然と言えば、当然だっ!

かなりの時間をかけて、セッティングを出したのだから、

現在は横川山スペシャルとして、ほぼ完成しているからね・・・。

登りも下りも、最高なのである。

しかし、

新型のバイクの性能とやらは、すごいではないか。

素直に認めるしかないだろう・・・。うん。

 

カーボンハンドルの破損

カーボン製品のハンドルが、破損した。

マウンテンバイクに使っている、ストレートタイプのハンドルで、

先端部(通称:エンド部)が完璧に割れた・・・。

バーエンドを付けていた為、無理な力が掛かり、割れたのである。

(実際には転んでしまったのだ・・・あははは)

 

なぜ割れたのか?? 品質の問題?? 締め付けトルク????

いえいえ、ユーザーの使い方が間違っていたからです

これ、私(店長)のハンドルです。だから私が間違っていたのです。

心境的にはというか、この割れた事に対して「あ~あ、ついに来たか・・・」程度です。

 

ハンドルメーカーは、バーエンドの使用を認めていません。

つまり、メーカーには責任はありません。

知って居ながら、使用した私に「間違い」があり、

このような結果を招く事になったのです。

リスクは承知で、使用しておりました。ですから、ぜんぜん気にしてません。

 

さて、(ここからが本題)

「カーボンが割れた~!弱い素材だ~」と大騒ぎをする人が多いが、

これ、アルミハンドルだったら、どうなのでしょうか・・・?

バーエンド部分には、かなりの力が加わる為、このパーツを使用する場合

”肉厚で、重いハンドル”を使用する事が安全で正しい選択になります

それを嫌って、軽く、薄いアルミハンドルを使ったら、

グニャリと曲がってしまいます

転んで無理な力が加わった時点で、一瞬にして”破断”します。

しかし、カーボンのハンドルは、この形状を維持しています。

どちらが凄いのでしょうか??

形状維持=安全に止まれる 

私は、カーボン素材の安全面を、強く評価したいと思っています・・・。

 

またまた、話は変わって、

このバーエンドと同じ仕組みを持つ部分として、

ハンドルステムがある。

カーボンコラム(Fフォークのパイプ)の先端部に

ギューっと強く締めている部品。

整備をしていて、気になる事が多く、「・・・・。」である。

これは、大きな問題であるかもしれないな・・・。

このお話は、また、今度しますね。

 

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ピナレロMTB”ドグマXC29erの試乗車 高評価をいただいております。

圧倒的な軽さ、走破性、乗り易さ、加速・・・・カンドーの嵐です!

ぜひ、皆様もお試し下さいませ。

お待ちしております。 店長