捨て身になって・・・

捨て身になる。最近良く耳にします。・・・捨て身か、「身を捨てる覚悟」って事だから、かなり真剣な事ですよね。
それだけに、軽々しくは口に出来ないものだと思われます。それでも、
自分の大切なもの、信じたもの、愛したものの為に 見返りなど求めず、「捨て身」になれたとしたら、
世に生まれた価値と喜び=やるべき事である ように思えます。
理屈や理論などを超えて熱い気持ちで愛おしく思えたら、本物かもしれません。その人だけの「覚悟」が出来上がるのでしょう。

体が震え目が熱くなる気持ちや行動・・・若い頃には出来た事なのに、大人になるにつれて、そういう感じを持つ事や
触れる事に、面倒臭くなってしまう人が多いようです・・・。実に残念ですが、「適当」が楽になってしまっています・・・。
もっとも、日常生活において、「身を捨てる覚悟」なんて、そう遭遇する時は無いし、願うならば遇って欲しくないものですよね。

捨て身になる・・・程ではないけれど、私達の日常生活でも、自分の儀を殺し、相手の懐へ飛び込む事はある・・・。
団体生活や行動をする上で、その計画に対して素直に従う人もいるし、逆に嫌だと思ったり、屈辱に思う人もいる・・・。
どちらにしても、自分の意志を持つ事は悪い事ではないのだが、幼少の頃の素直な気持で、自分に正直でありたい。

共に目標を掲げ、夢と希望を見て行動する仲間に必要な事は、絶対の「信用と信頼」である事は言うまでもないが、
その延長線には「意志の通じ合った連帯」という見えない大きなパワーと喜びが待っている。
私自身、この言葉で結ばれる事が一番の喜びなのだと心から思う。これを感じた瞬間、体が震えるし、涙が止まらない。
口先だけの愛情や、仲間意識ではなく、「この為には、この人の為にだったら、血や汗を流しても苦にならない!」
老若男女問わず、今だれもが求めているのは、この、意志の通じ合う仲間であり、パートナーではないだろうか?!
その為には、ある程度の「捨て身の覚悟」がいる・・・というか、捨て身になりたいと思う情熱を持ちたい。
信用と信頼で結ばれた仲間が皆様であって欲しいし、あなたであって欲しいと思っています。
そして、求められたら、こちらもそれに応えたい!ケチケチせず、自己を犠牲にしても守ってあげる気持ちが大切だと思う。
利用されたって良いじゃないか!きっとその先に、意志の通じた連帯心=最上級の宝が待っているのだ!
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ちょっと理屈っぽい文章になってしまったが、今、高山(タカヤマサイクル店長)の思う事はここにあるのです。
自転車専門店は(自転車に限らず、すべての専門店や小売店)は今何をしなければならないのだろうか・・・?
いや、人として、今改めて大切な事は何なのだろうか???
「信用と信頼」は絶対必要な条件です。ショップ経営も、人との付き合いも、すべてこれから始まります。
対面販売の魅力。人の吐息を感じながら、会話と買い物が出来る喜び。素敵な発見。素晴らしい笑顔・・・。
少しでも多くの方に「温もりのある商品と会話」をお届けしたいと、心から思うのです。
いっしょに、歩んでいきましょう!

タカヤマサイクル店長:高山 真