感じますか?大地の鼓動

山の上では、今、桜が咲いています・・・。当店から標高で約400メートル上がると、そこはまだ春が始まった時間と空間です。
毎度思うのだが、「遅く咲くサクラは・・・どうしてこう、カッコイイんだ!」と真剣に思うんですよね。
(いや、この桜は自ら無理して遅く咲いた訳ではないのだけれど・・・どうかな??それとも意思があるのかな?)
誰も居ない山・・・大声で叫んだぜ!・・・・ 
「ヤッホ~~~!」

「おやっ?あれはなんだ???」と覗きこんだら、あらまあ~動物さんの頭の骨ですね。
岩の上にここまできれいに(丁寧に)置かれていると、何か異様な雰囲気を感じますね・・・。
両手を合わせて、合掌。 「この山で、良く生きられましたね・・・ゆっくりお休みください」と心で供養させていただきました。
以後ここを横切るたびに、手を合わさせていただきます。

「高性能」は、ラクをする為に使う!

高価なフレーム、回転の良いホイール、超軽い部品など、
ラクで楽しいサイクリングをする為に使っているオイラ(店長)ですけど・・・何か??

「ヒルクライムに挑戦する人」と、「そこに坂道があるので何とか走ってその先に行きたい人」と、
実際にはやっている事は同じ行為なのだが、意味が全く異なるのだ。
挑戦者は重かろうが軽かろうが、決めたそのバイク(フレームやギヤなど)で峠を攻める(走る)のが楽しいのであって、
サイクリングとして、自転車を使って移動する人はなるべくラクでカッコイイ物があれば、それを選べばいいのです。
それが、たまたま高価であった場合であっても、「買えた」から使っているのですよ。ただそれだけの事なのです・・・。

実はこの話、良く耳にします。「レースでもないのに、こんな高価なパーツ使っても良いのかな?」
「レースなんて、全く考えてないけど、カーボンフレームに乗っても良いのかな??」 など相談を受けます・・。
僕(店長)に言わせれば、競技なんてものは、「ずう~~~~~~と先」にあるものであって、
高性能で楽しく乗れる事の方が、はるかに正論だと思います。だから例え高価なバイクやパーツで在っても
「楽しい自転車のある生活」の為ならば、手に入れる事は「正義」です。
使ってみたいなあ~~これカッコイイから、欲しいなあ~~ の気持ちは大切です。
もちろん、仲間より早く峠を走る為に機材を良くする、とかイベントで良いタイムで走りたいという理由は、
自分を楽しませる事で在るのだから、これも間違いではありません。(ちょっと理屈っぽいけど・・・)

いかがでしょうか??

サスペンション・・・

3週間ほど前から使い始めたNEWサスペンション ”FOX32Fリモート”
実に素晴らしい性能を発揮してくれます。
このサスペンションには「ロックアウト機能」が付いていて、手元のレバーで瞬間的に切り替えが出来るのだ。
今日はこの、ロックアウトについて語りたい。
ロックアウト・・・サスペンションを動かなくする装置で、どんな時に使うのかというと、
主に登り坂でサスペンションがヘニャヘニャ動くと、ブレーキをかけた効果と同じ症状が見られる(感じる)事により、
効率良く走らせる為には(ペダリングする為には)、動かない方が良しとされています。
また、下りや平坦でも、サスペンションが良く動くと、安全で快適ではあるが、事実上のタイヤの面追随性能が上がるので、
時には「前に進まない事」もあるのです。安全で疲れない装置=サスペンションなのだが、そんな盲点もあったのだね・・・。
な~んて、知ったかぶったような事を書いたが、実は今回初めてこのリモートレバー(切り替え装置)を使った事で、
私自身初めて感じた事なのだ。以前から、それとなく聞いてはいたが、「これ程までとは・・・」と驚いているのが本音です。
またF32はサスペンションをロックしていても、実際には動くのだ。下り坂でロックアウトの解除を忘れて走っても、
「ちょっと硬いサスペンションかな?」程度で、問題無く走れてしまう事も素晴らしい。店長コースの横川山は、全て砂利コース。
特に大きなギャップは無いので、実にスムースに走行出来てしまうホドだ。(ロックアウト時最大トラベル量53mm=実測)

あまりにも素晴らし過ぎるF32リモート。逆に改めてMTBのセッティングを(ポジションも)し直さなければならない・・・。
今までは、15%以上の上り坂ではFサスペンションが動かないように・・・となるべく真ん中に乗って、(イスの先端に座って)
背中をそりかえす姿勢で、「そお~~~っと」ペダルを漕いでいた・・・。(踏み下ろしていた)。
時には、サスペンションのエアーを多めにし、なるべく可動させないようにしていたが、反面下り坂ではそれがマイナスになり、
結局、ステム(突出し)を短かく・・・などセッティングを煮詰めたのだが、
今回ロックアウトが可能であるので、まず、体重をもっと前に持って行きたいと考えた。これはサスペンションが無駄に動かない
から、ステムを長く、低くセッティング出来る!つまり自分の体重をペダルに載せる事が出来るので、まさに理想とも言える利点だ!

角度、長さが違います。解りますか??

ステムを換えて、走行してみると少しだがラクに上れるような気がした。(・・・気のせいか??)
次はリアタイヤの接地感が薄いので、Rサスの動きを早くして追随性能を上げたのだが・・・

・・・・・この話は、また別の機会にいたしましょう~!

えっ!?なんで???

またまた横川ネタです・・・。左の写真にご注目・・・。道が濡れていますねえ~。
その水は、この水たまりから出ています。・・・んん????水たまりからこんなに水が出るのか??
そう思い、良く覗き込むと、な・ん・と、水が湧き出ていました。(右写真)水が湧き出ていますのが解りますか。
理由は良く解らないけど、「ああ自然だな~」と結論を付けて、その場を後にするのでした・・・。

横川山の”入山許可証”「この道を今だけお借りします…」

これが許可証だぜ!

この話は、以前から何度も何度もしているので、耳にタコが出来るほど・・・かもしれないが
あえて、大きな声で言いたいっ!聞いてくれっ!
高山の提案する「横川山サイクリング」
自然の中で、自転車を走らせる事はすごく楽しいのです。
でも自転車に限らず、楽しむためには、やはり、そこにはルールが存在するのだ。
走り方とか、自然に対するマナーは当然だけれど、この山道がきれいでいつでも安全であるために、
山を守っている人達がいることを忘れてはいけないのだ。
自称
「横川山自転車番長」のオイラとしては、皆様にも堂々と乗って楽しんでいただきたいし、
自然の豊かさや気持ち良さ、そして大切さも感じてもらいたいと、考えています。

人が入れば、間違いなく、山は痛みます・・・。いや、自然の力で、山が崩れる場合もあります。
その山を、いつでも美しく保とうとしている多くの人達が居ます。汗を流し、整備をしてくれています・・・。
とても走り易いし、とても綺麗で気持ちが良いのは、山を守る人が居ての事だと毎日思っています。だから、
この道を「お借りする」という考え方が正しいと、思っていますが、皆様はいかがでしょうか・・・。

そこで、ぜひ地元の皆様にお願いです。
「入山許可証」を取得していただきたいのです。
(1年間で1000円です)
もちろん、黙って山道に入っても、咎められる事は無いでしょう・・・。
いわんや「払うだけ損!」という方も居るでしょう・・・。
確かにそうかもしれないが・・・そうなのかもしれないが、
「堂々と使う」という正義を大切にしたいじゃないですかっ!
入山許可証発行の重みは(意味は)、「この山を大切にする同志である。」の証明であり、
また、山を守る人達への感謝の心であると考えます。

許可証がご希望の方は横川山運営委員会(22-2950) までお問い合わせ下さい。
または、タカヤマサイクルにて、皆様の代わりに許可証をいただいてまいりますので、
店長まで連絡してください。
今だから、こう言った「正義」を通したいんだ・・・。そう思いませんか?
理解のある同志の皆様、よろしくお願いいたします。