カルト・仲間

 

本日、CULT(カルト)ベアリング愛好家=兄弟がまた一人、増えたのだぁ!!(拍手)

店長の巧みな「悪魔の囁き」により、またまた暗示にかかってしまったぞ。(嘘)

 

「少し前の、ホイールでも、規格が同じならば、交換オッケ~!」 という事で・・・

 

数年前のカンパニョーロ:ユーラス です。

(ここまで回るのか???やるな!すっげ~な!カンパニョーロ・・・って、みんな思ったよね!?)

なんと、現行モデルと全く一緒、同一規格の、”カップ&コーン”というシステム。

これを” CULT”にしないのはもったいない。そーだそーだ!

スチール素材のベアリングと、その受ける部品を、取り外し、

セラミックベアリングと、クロニテクト・スチールという素材で出来た部品にチェ~ンジ!

そ・れ・だ・け・で、感動の嵐がやってくるのだあ~~~~!

「うおりゃあ~~!」 ←(ただ、叫びたかった・・・。)

ガンガン回るホイールに、変身しましたよ。ユーザー様も、大満足していただきました。

 

さてさて・・・

「カルトにする」=「カルト化する」の意味(意義)は、”その先にある夢”なのである。

現在のハイスペックで、新しいホイールを購入する事は素晴らしいし、良い事だと思う。

だが、「この一手間」というか、

自分の為だけの改造(カスタム)って言うのが実に気持ちが良いのである・・・。

 

あの時、自分が選んで、購入したパーツを、使い続ける事。

どんなに時が経とうが、「今も使い続けるのだ・・・」という、この思い・・・。

もしも、自分の(誰かの)ひと手間で、現行スペックになるのなら、なお、嬉しいし、

それこそが「ロマン」というものだ。

理解出来る出来ないは各個人の判断だが、私(店長)は、こういう事が大好きです!

 

ショップとしては、新しいホイールを販売する事は簡単だし、手間も掛からず賢いと思う。

でもさあ~、その先の夢っていうのはさあ~

仲間とか部下とか戦った旧友とか夢を語った友とか、

思いを入れた機材とか所有物とか・・・そういうものと一緒に分かち合いたいのです。

上手く言えないけど、そういう気持ちが、真っ先に働いちゃうんですよね・・・。

 

「古くたって、本物をなめちゃいかんぜよ!」 byりょーま

 

実は、楽しいのだ♪

“凄い雨・・・夜・・・”こういう時に限って、なぜかあるもの・・・。

”緊急修理”の依頼です・・・。

お客様の「毎日仕事で使う自転車」が、壊れた・・・。

車輪のシャフトが破損し、動かなくなった・・・。大雨の中、大変だったろうな・・・。

時間は・・・まあ、こんなもんです。

でも、明朝5時までにお届けする約束しちゃいましたから、

何としてでも仕上げなくちゃいけません。

外は叩きつけるような雨・・・。「なんだか辛いな・・・。」

 

な~~んてねっ(大笑い~!)

「ぜんぜんカンケイナッスィングッ!」”こういう感じ、大好きです。

なんだか、特別な事をしているみたいで、体が喜んでしまうのです。ルンルン♪

個人店だから、残業とは言わないけど、時間外作業は楽しいのです!

(皆様も、そういう事とか気持ちってありませんか?)

大好きな”CITY-HUNTER”のサウンドトラックCDを聞きながら、

ノリノリで仕事を楽しんじゃうのだ~!イエイ :mrgreen:

仕事後のビールは、美味かったぜっ!(いつものことだろが・・・)

 

今日は6月1日。衣替ですね。なんだか特別な感じがしますね。

特別と言えば、6月1日は特別の日ですね!

「えっ何が・・・?」  いや、別に・・・。ねえ・・・。うふふふ

 

 

 

 

 

 

メンテしている・その2

お客様:「近所のショップにて、メンテナンスをしてもらいましたが・・・」

MTBのDISCブレーキが効かないという事で、相談に来られたお客様。

ちゃんとショップで診て(見て?)もらっているけど、調子が悪いらしい・・・のだ。

・・・という事で、改めて私の診断となりました。

「どれどれどれ・・・ほお~~~~!♪」

今回も単純に”パッド”が減っているだけだ。それと円盤が摩耗し薄くなっていました。

お客様は何も、落ち度は無い。ショップにて、メンテナンスをしているのだから。

・・・しかし、結果的には、「良くなかった」訳ですね。

安全走行をする為の”ブレーキ”ですから、とにかく完全にしなくてはいけません。

迷ったあげく、他店に持ち込み、何とかしようと考えた訳だ!

(セカンドオピニオン・・かな?)

「お客様、よく気が付きましたっ!偉いです!拍手です~パチパチパチ~♪」

消耗品を交換し、その他いろいろ(とにかくいろいろ)調整し、安全な自転車に変身しました。

クルマで2時間もかけて、当店に来店されたお客様。

「来た甲斐がありました~!」と喜んでお帰りになられました。

 

さて・・・

問題となったのは、そのショップ(メカニック)の知識と、仕入れルートだ・・・。

地域によっては、”専門店”と呼ばれる店が無い場合がある。

その時、大型スーパーや、バイク屋さんや車屋さんを頼りにする事も多い。

私の勝手な想像だが、「DISCブレーキ付き自転車」だから”バイク屋さん”に

頼っていたかもしれない・・・。(まあ、それはそれで、良いのだけれど)

メカニカルDISCブレーキの構造を理解していない為、一般の自転車と同じように、

「ワイヤーを締め上げるだけ」にしてしまった事。

(詳しく書きたいが・・・ここはスルーします)

そして、

ひょっとしたら、パッドと円盤の消耗にも気が付いていたかもしれないが、

「そのショップでは入手できないのであろう」という現実があったと思われます・・・。

 

購入店が、全ての修理が出来る訳ではない。(本当は出来なくてはならないけど)

また、全ての補修部品を仕入れる事が出来る訳でもないのです。(・・・理由は様々です)

今のご時世、どうにかなるだろうと皆様は思うかもしれないが、

地域性の問題とはいえ、販売や修理を受けたお店にも”都合”があるのですね・・・。

無理は承知でも、「お客様の為に何とかしてあげたい・・」という店主(メカニック)の

気持ちは、実に素晴らしく、見習うべき事ではある・・。だが、

完璧に出来ない事情があれば、他店を頼る事を勧める事も、正しい選択だと思います。

 

先日お話した、「エンジン付き・オートバイクを扱えないタカヤマサイクル」ですが、

今回とまったく同じように、他業種の取扱品目の為、無理なのです。

同じ2輪車ではあるし、サスペンションもブレーキも似たような構造ではありますが、

私は、そもそもバイクの構造が解っていないし、仮に故障の原因が解っても、

その部品の入手が出来ないのです。

または、その部品が手元にあったとしても、そこから出る次の問題が予測できないのです。

その為、お客様に迷惑をかける結果になる事が、容易に想像出来ます・・・。

だから、私には無理です。扱えないのです。

 

皆様の、お住まいの環境により、”メンテナンスの現実”は様々ですが、

出来る限り、良い状態を保たれる事を、心から願っております。

 

 

 

 

 

最近メンテしました!えっ?

お客様:「最近、メンテナンスをしましたが、ブレーキから音がします」

店長:「・・・・・。ええ!?  最近メンテナンスをしたって本当ですか???」

単純明快。ブレーキのゴムが減り過ぎていて、金属がホイール(リム)をガリガリ削っていたのだ。

その結果、リム表面はズタズタの凸凹になってしまい、

ブレーキゴム(シュー)とリム(ホイール)の交換が必要です。

でもお客様は、「ゴムのみの交換で良い」という事でしたので、

私もそれ以上の事はせず、ブレーキ交換と調整のみをしました・・・。

 

「最近メンテナンスをしました」って言ってもねえ~これじゃダメでしょう。

メンテナンスらしきものを、自分でやったんだろうけど、これでは何もなっていません。

ショップに行けば良かったのにね・・・。それとも

「ショップに行けば、金を奪われる」というイメージがあるのだろうか???

 

今回の事は極端な話ではあるが、「自分で出来る事」っていうのは、

「その程度である」という事を、認識したいものである・・・。

雑誌や、インターネット上でも技術的な話は多く掲載され、鵜呑みにして作業している人が多い。

改めて、自分の技量と知識量を天秤にかけ、作業に取り掛かりたいですね・・・。

 

技術と言えば・・・

当店タカヤマサイクル(店長:高山真)は、オートバイ(エンジン付きバイク)を扱わない。

いや「扱えない」のが本音です。でも、全く恥ずかしい事だとも思っていません。

もちろん適当な知識はあるが、私の技術(スキル)でオートバイの作業をしたのなら、

プロのバイク屋さんから見たら「大笑い」されてしまうであろう・・・と思う。

分野が違えば、そんなもんである。だからこそ、自分の仕事には全力で対応するのだ。

 

自分の仕事と言えば・・・

”緑ナンバーの付いた車”のプロ運転手は、ハンドルを握ったままで

携帯電話でメール遊びをしている人はいないと思う・・・。(そう願いたい・・・)

バスの運転手は安全に運転する事に全力を尽くすべきだし、

全ての仕事がそうであるように、もしも、そこにプロとしての意識が欠けた時、

大問題や事故が起きてしまうのでしょうね・・・。肝に銘じたい事です。

 

話が飛躍しすぎましたが、「自分に出来る事」を改めて考えたいものですね・・・。

 

 

 

 

 

 

細かい事だけど、大事!

 

パーツ交換の依頼を受けた。クランク(Fギヤ)とボトムブラケットの交換です。

早速取り外してみると・・・っていうか、外れない・・・。

それでも無理やりに外してみたら、

ネジ山がボロボロになっていた。(ボトムブラケット=BB)部の話です。

組み立て時に、グリースをぬらずに、また、若干斜めに入れてしまったのだろう。

(メーカーのミスか?メカニックの手抜きか??まあ、どうでもいいけどさ)

こんな事、ユーザーとしては遭っては困るが、これが手元にある以上、

誰かが何とかしなくちゃね!・・・それが私(店長)であるのなら、やるしかない!

 

ネジ山修復中~!「♪ショリ・ショリ・・」と良い音がして、どんどん入って行きます。

こんなに削れました。

お見事~!さっきの傷が何処に行ったのか?と思わせるほど

「なめらか」になりました。(うっへへへ)

横の部分も削って(BB・フェイシング)完璧な状態になりました。

(これを左右やるのです。・・・単純なのだけど、手間が掛かるんだよね)

新しいBBを入れると、「すううう~~~~」と入って行き、

最後にピタッと止まります。この感覚は実に気持ちが良いですよ~。

皆様にも触っていただきたいくらいです。

これだけのアルミが削れましたよ。軽量化にも役立ったかな?(そんな訳が無い!)

見えない場所だけに、きっちり仕上げたいですよね~というお話しでした。