ビッグプーリー

忘れていたというか、懐かしいというか、久しぶりというか・・・

IMG_3239

”ビッグプーリー”です。

後ディレーラーに付いている”プーリー”と名称されるギヤ。

これを大きくする事で、

回転効率が良くなり、結果的には”軽いぺダリングが出来る”と、言われております。

 

この度、遅ればせながら、店長のLOOKに、ビッグプーリーを搭載した。

アームは、TNI(アルミ)

プーリーは、カーボンドライジャパンの”セラミック仕様”

IMG_3240

ビッグプーリーのメリットは、数年前から知っておりましたし、使って来ました。

http://www.takayamacycle.com/?p=6428

http://www.takayamacycle.com/?p=2601 (過去の記事より伐選)

その後も改造したり、色々と試して来ましたが、

この度、既製品をそのままインストール!

「えっ!?・・・なんてツマラナイって・・・?」

いやいや、改造は楽しいけれど、

既製品の持つ”安心感”ということも、大切です。

 

TNI ビッグプーリー 15800円 (現行DURA&アルテグラ対応)

 

~~~ 臨時休業のお知らせ ~~~~~~~~~~

3月2日(水)

3月9日(水) 講習会参加の為、休業します。

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。 店長

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

所有し、我が物とする事。

 店長の所有しているマウンテンバイク。ストーク”オーガニック”

地元の山道を走ったり、レースにも何度も出たり、良き相棒なのだ。

news-8-21-storck13

スイングアームまで、全部カーボンで出来ています。

この独特のデザインと存在感に魅了され、思い切って買ったのだ。

もう、かなり長い年月を共にしていますが、まだまだ飽きません。

大口径ホイールの29インチや27.5インチのMTBが、主流になった現在・・・。

自転車販売店として、いつでも、最先端の物を所有していた経緯のある私としては、

もはや、この26インチは「流行遅れ」の感は否めないが、

「だって、好きなんだもん❤」という理由(思い)が優先し、

その都度、修理やアップデートを繰り返し、今日も性能を維持しています。

 

好きで買ったが欠点もあった。(所有したからこそ気が付いたのだ…)

実はこのオーガニック、特殊なデザイン(構造)の為、”難題”もあり、

こればかりは、そういうもので「仕方がない」と当初は諦めていたのだ。

でも、

欠点だから、「ハイそうですかっ!」と、素直に受け入れる事が出来ない私です。

難題は、自分に与えられた課題であり、解決してこそ”一級のメカニック”なのだ。

そう!ダメなら、直せば良いのである。それだけなんです。(単純明快)

そんな事で、トライ&エラーを何度も何度も繰り返し、問題を克服!(^<^)

自分好みに、改造と改良を繰り返すことは、なんとも愉しいものなのだ。

news-8-6-storck21

この、Fディレーラーの位置。これが問題の箇所。

IMG_3234

特徴とも言える、このエイリアン的なデザイン。

IMG_3228

 (ちょっと解説すると・・・)

 このストークは、ダブルウィッシュボーン式サスペンションである。

腕が上下にあり、後フレームとタイヤが素直に路面の凸凹を捉え、走行が出来るのだ。

15年以上前の設計ですから、当時としてはかなり画期的で、素晴らしいアイデアだった。

しか~し、前ギヤの変速性能に、若干の問題があったのだ。

リア・サスペンションが働く度に、チェーンがFメカの中(羽の中)を上下する。

すると、変速機(Fディレーラー)に造形された変速ポイントに当らず

チェーンを押し込む事が出来ない現象(不具合)が出て来るのです・・・。

もちろん、頭で考えるかぎりと言うか、

紙面上(机上)では、理論的には問題ないし、きちんと作動するはずなのだが、

実際に乗ってみると変速が、上手く切り替わらない・・・。(>_<)

これはまさに

「事件は会議室で起こっているんじゃない。

  現場で起こってるんだっ!」by青島刑事

と叫びたい状況であった。(懐かしい~)

 

 MTBの性能を向上させる方法が、”路面追随性能”であるという答えを出した、

開発者の”マーカス・ストーク”さん。ストロークが多い事を”正議論”としている。

それは決して間違いではないし、私もそう思っている。

この、不具合の原因は、設計が悪い訳ではなく、

たまたま店長の選択したパーツ(M96・XTR)との相性が悪いだけで、

結果的にはそれが”自転車”としての能力を、発揮出来なかっただけと思われる

※(M96=MTBの初代デュアルコントロールレバーのコンポ―ネント)

そう、パーツとの相性が悪いだけで、どーってことないのだ。

(シマノ最高峰グレードのXTRが合わないって、ある意味凄いですね~)

「部品の企画に合わせて設計してたら、出遅れるぜ!」というメッセージが

聞こえてきそうだったぞ。う~ん…さすがストーク。異端児だ。(^_^;)

でも、M96・XTRを使いたいし、う~ん、どーする?

(操作テクニックを駆使すれば、どーにかなるのか)

 

開発段階で、オーガニックはシフター(変速機)を、位置決め機構を持たない

”サムシフター”や”グリップシフト”にする事を前提に、設計されたかもしれない。

これは動き量が無限に取れるので、オーバーストローク気味に操作出来るため、

上記のような不具合は起きない、というか気が付かない?のである。

しかし、どうしても”シマノのXTRデュアルコントロールレバー”を使いたかったし、

”ギヤ3枚”にこだわっていたかったのだ。

IMG_3229

店長のセッティングは、1G’でサスの約半分以上を沈ませている。

伸び側重視のチューンナップである。http://www.takayamacycle.com/?p=467

すると、Fギヤの問題が、さらに大きく目立つようになる。その為、

ディレーラーの角度を少しだけ変えようと、↑こんな部品を自作してみたのだった。

失敗する事が続いたけど、(^_^;) これで、とりあえず目の前の困難は解決。

なんだか、自分の特別な物になった気がして、嬉しかったなあ~。

この時から、オーガニック号が、スーパーオーガニック号に変身した。

 

妥協する必要はないのである。

ジャーマン・マインドの誇り高さを持つ”マーカス・ストーク”さんが、

全力のエネルギーを注いで開発したオーガニック号である。

ましてや、他の誰かの手元に行っているのではなく、

この私(タカヤマサイクル店長)の所に来ている(嫁いでいる)以上、

”100%プラスα”でなくてはならないのです。(^<^)

※(αは情熱を表す単位。タカヤマサイクルのチューンナップの基本です。)

 

私の場合、プラスα(情熱)が、不具合を許さなかったという訳で、

その気持ちが、「この改造をさせた」という事です。

 

 さて、ここからが本題。(前置き長~)

タイトルの「所有し、我が物とする事」

自転車に限らず、何でもそうですが、

所有する事は、お金を出せば、買えるし、ラクな実現可能方法である。

そこから、真に自分の物にするにはどうすればいいのだろうか?

 

時がたてば、愛着が沸くという人は多いですね。それは、

乗りこむ事や、使い込む事で、”馴染み”を感じ、我が物となったとも言えます。

高価で高性能な物を買ったから、負けない自分になるのだ!と鍛える人もいます。

または、”吊るし”(既製品)は嫌だ。皆と同じはツマラナイ。

カスタム(改造など)して、個性を出し、我が物とするのだ!という方法もあります。

さらには、自身で全て分解し、仕組みや調整方法を知り、

手が油まみれになる事で、一体感を感じる事=我が物とする人もいるでしょう。

もちろん、他にもあると思います…。皆様はどうですか?

 

この答えに「これだ!」と決定付けるものは、おそらく無いでしょう・・・。

全て、考え方の問題で、正解などは、誰にも示せませんが、

あえて、挙げるのであれば、そこには「思い入れ」があるはずです。

(その物に、自身の思いや気持ちが入ってしまうことです。)

実に単純な”一文字であり一言”ですが、実に深く重いように感じます・・・。

 

所有した物に、グッと気持ちが入る買い物をしたいですね。

そして、我が物に出来たら、最高だ。(*^_^*)

 

どんなものだって、使われる為に生れて来る。(はず)

ユーザー様と共に、時を刻んで行く事がいいのです。

しかし、残念ながら、偽物も売られているし、質の悪い不良品も多い世の中です。

選ぶ事は難しいですが、自分の目を信じたいものですね・・・。

昨今、

どこで買ったとか、どこのブランドだとか、価格がどーこーとか、

さらには、インターネットに掲載されている“評価”を鵜呑みにして、

良い悪いを決めつけている事とか・・・。

なんだか、寂しいような気もします。

もちろん、購入(所有)してから「失敗した!」と言いたくないですよね。

後悔したくないから、いろいろ調べる事は、決して悪い事ではないですが、

ただ、それを”自分の知識”だと勘違いして、語っている人がいるのが気になります。

 

「所有し、我が物とする事」

考え方、意味は深く広いですが、

サラッと答えられる物達に、囲まれていたいものですね~。

 

春が近いかな?

”明るさ”の有難味を感じる今日この頃です。

春が、近いような、・・・いや、そう思いたいですね。

004

朝がやって来る、この瞬間・・・。

冷たい空気の中、「ハ~」ってする、白い息が、

龍のように上がって行くのが見えると、

「春が近いかな?」って、そんな気持ちになるのです・・・。

 

風邪、インフルエンザが流行しているそうです。

お身体に気をつけて、笑顔いっぱいの毎日を、お過ごし下さいませ。

 

~~~ 臨時休業のお知らせ ~~~~~~~~~~~~~

2月17日(水)

 講習会参加の為、休業します。

 

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い致します。 店長

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

お薦め品情報

IMG_3208

アンカー ”RL-8” カーボンフレーム

軽量で、乗り心地が抜群の新世代カーボンロードレーサーです。

しなりを生かした推進力で、ヒルクライムにもベリーグッド!

ケーブルの取り回しも独自で、”真面目”な作り込みは、さすが国産ブランドだ!

アンカーブランド中、最もお奨めしたい、レーシングフレームです。

IMG_3209

アンカー RNC7 ネオコット CR-MO フレーム

パイプ両端の形状を有機的に膨らませ、それを最小限の熱処理で溶接している、

世界最高基準のスチールバイク。それがアンカーネオコット”RNC7”

「パイプ形状が、真円である必要はない」 これが、ネオコットの最適形状理論。

国内最王手ブランド=ブリヂストンサイクル社内にて、

選ばれた職人が、手作りで仕上げている、スペシャルフレームだ・・・。

このバイクは鉄=スチールである。そう、なのだ。

流行りのカーボンに比べて、何が良いのか???

正直なところ、数字的な”絶対性能”は、カーボン車の方が上である・・・。

軽さ、しなり、推進力、ねじれ剛性、振動吸収性能・・・全てにおいて、

繊維と樹脂により計算されたカーボンの方が、理想的なものが出来るのだ。

レーサーは、競技車だから、いつの時代でも”数字的な性能は大切”です。

しかし、そんな事だけが、自転車の魅力ではない。

このネオコットはスチールの持つ味を、最大に引き出している。

言うならば、”競技的性能”は劣るが、”魅力は最高”・・・というものである。

クラシカルな、ホリゾンタルフレームに、細身のパイプ。

溶接面は、美しく処理され、エキゾチックな雰囲気もあり、全てが高得点である・・・。

ドロップハンドルではなく、フラット(ストレート)やブルホーンでも良いね。

サイクルウエアではなく、普段着でも似合う不思議なバイク”RNC7”

どうだろうか?欲しいでしょ。

大人が趣味として愉しむには、抜群の一台です。

 

IMG_3210

BOMA コフィー カーボンフレーム

ボーマ(望馬)のリーズナブルなカーボンフレームです。

レーシングバイクとしてではなく、”軽量なサイクリング自転車”として生まれました。

流行りの言葉ならば”コンフォート”という位置付けだ。

BOMA コフィー(フレーム&フォーク)

重量:1505g

素材:カーボン UD

サイズ:3種 S/440  M/475  L/510

販売価格:135000円(税抜き)

 

IMG_3206

簡易式のRドロヨケ (2160円)

IMG_3205

簡単に着脱が可能だぞ!雨上がりの時、便利ですね。

”一言”の勇気

「いらっしゃいませ。」

 

このひと言、

サービス業の人達は、極めて普通に発する言葉であるし、挨拶でもある。

『ようこそ、当店へ(ここへ)。何か、お役にたてる事はありますか?』

そして

『お客さまとの出会いと接点を大切にし、この場でのお手伝いをします。』

これが、「いらっしゃいませ」とか「へい!いらっしゃい」の意味である。

 

誰もが、初めて、この言葉を口にした時、お客様を迎える時、

もの凄く「ドキドキ❤」したはずです・・・。

私(店長)も、顔から火が出るほど、緊張した事を覚えています。(^_^;)

皆さんも、そうではないかな?

様々なアルバイト(接客業)を経験した人ならばこの思いは、解るはずだし、

学生さんならば、文化祭での模擬店などで、

この言葉を口にした事があるはずです・・・。

恥ずかしそうに、細い声で「いらっしゃいませ~」って真っ赤な顔して・・・。

声を出す事と、気持ちを込める事が、こんなに勇気がいるなんて、

思いもしなかったのではないでしょうか?

歳を重ねた人でさえ、「いらっしゃいませ」という言葉、

まだ、使った事がない人も多いはず・・・。あなたはありますか?

毎日、どこかで聞く”言葉”であるが、改めて、

噛み締めたい素晴らしい”挨拶”であると思います。

 

ベテランの店員が、リズミカルに放つ「イラッシャイマセ~」や

ポイントを押さえた”商品説明”は、それはそれで良いが、

初々しさを持った人の心や態度ほど、お客様に響く(届く)ものなのだ・・・。

そう!

その、緊張感をもった、

「いらっしゃいませ」の ひと言が、

 

最高の接客なのです。

 

アルバイトさん、新人店員さん、頑張って下さい!

誰もが、最初は、お客様が「怖い・・・」のです。

「どんな事になるのだろう?」「失敗したらどうしよう?」・・・など、

とにかく、もう、不安でいっぱいなのでしょうけれど、ガンバっ!(^_-)-☆

 

もし、店員さんに「いらっしゃいませ」と言われたら、お客様は何て答える?

残念ながら、「・・・・。」無視(ムシ)している人が多いように思う。

それでは”コミュニケーション”は生まれないし、なんだか人として寂しい・・・。

そんな時には、

気軽に『こんにちは!』とか、『おはようございます』とか、

『どーも』とか、『ペコっと軽い会釈』とか、『笑顔を作る』とか、

そんな事で良いのではないだろうか?

ぜひ、実践したい“お返し”である・・・。一緒にやっていきましょう。

 

IMG_3211

さて、先日もお伝えしましたが、

2月10日・11日には、諏訪養護学校の、校外バザーが行われる。

「学生が、校舎から飛び出して、一般の人と触れ合う」という特別な日だ。

きっと、「上手に接客出来るのかな?」など、悩んでいるかもしれない・・・。

不安を抱かず、堂々と販売員として、良い経験と、

素晴らしい時間を過ごしていただきたいですね。

心から、応援したいです。(*^_^*)

さて、ここで、

「私達に出来る事は何だろうか?」

 

いや、決して「特別な目で見てあげましょう」とは思ってはおりません・・・。

ただ、私達が、学生さんの”夢の先”に居てあげられたら、と考えてます。

素晴らしい大人が、目標であり、先に居るというのは、大きな励みになります。

接客の魅力。コミュニケーションの喜び。夢が目標となる事。

そのお手伝いが出来るのが、私達かもしれません・・・。

 

今日も、シャキッとして、まいりましょう!

 

数年前に、辰野町の学校が、夢を追いかけた商品を出した・・。

http://www.takayamacycle.com/?p=739 ←(過去の記事より)

素晴らしい出来事であったと思います・・・。

 

私も、基本に戻り、”大切な事の追求”を続けてまいります。

IMG_2177